東京都は3月29日、2017年度東京都福祉保健基礎調査「東京の子供と家庭」の結果(速報)を発表した。調査期間は2017年10月11日~11月10日、調査対象は東京都内に居住する小学生までの子供を養育する世帯と20歳未満の子供を養育する1人親世帯、前述の世帯の子供の養育者、有効回答は3,861世帯、6,730人。

共働きの世帯、6割超に

両親世帯のうち共働きの世帯の割合は61.5%で、2012年度の前回調査と比べて7.7ポイント増加。一方、父親のみ働いている世帯は33.8%で、前回より10.1ポイント減少した。

  • 共働きの状況(出典:東京都Webサイト)

母親の従業上の地位は、「正規の職員・従業員」が42.1%と最も多く、前回から5.1ポイント増加。他方、前回首位だった「パート・アルバイト」は35.3%と前回から7.6ポイント減少した。

就学前の子供を平日の日中、通園させたり預けたりしている人は65.2%。主な預け先は、「幼稚園」が34.7%、「認可保育所(公立)」が24.6%、「認可保育所(私立)」が23.2%で上位に入った。

子供の預け先について困ることや不満に思うことを聞くと、「子供が病気のときに利用できない」が36.3%で最多となり、以下、「費用が高い」が19.7%、「夜間や休日に利用できない」が13.7%と続いた。一方、「特にない」という人も35.6%いた。

1人親になった理由が「離婚」「非婚・未婚」の世帯が、離別した相手から養育費を「受けている」割合は26.2%。1カ月に受けている金額は「2万円~4万円未満」が最も多く29.9%だった。