定額制動画配信サービスのParavi(パラピ)で配信中のドラマ『SPECサーガ完結篇「SICK'S 恕乃抄」~内閣情報調査室特務事項専従係事件簿~』 の完成披露試写会が4月1日、都内で行われ、木村文乃、松田翔太、竜雷太、堤幸彦監督、植田博樹プロデューサーが出席した。
Paraviで独占配信されている同ドラマは、TBS系で放送された人気ドラマ『ケイゾク』、『SPEC』に続く待望のシリーズ最新作。内閣情報調査室特務事項専従係(通称トクム)の新コンビとなった御厨静流(木村文乃)と高座宏世(松田翔太)が、SPEC HOLDERを巡る権力闘争に立ち向かう。
IQ230を誇る天才ながら精神的に不安定な御厨静流役の木村は「お話をいただいた時は三重人格ぐらいの人とお聞きしましたが、演じていくうちに四重人格、五重人格ぐらいあるんじゃないかと思うぐらいでした。ハーバード大学卒でIQが230あるというとんでもない設定ですが、そういう人ってちょっとクレージーな感じがあるはずなので、断るごとに雰囲気が違ってもいいのかなと思いながら演じていました」と感想を。その木村扮する静流とタッグを組む高座役の松田は「高座は警察を辞めた時にお誘いをいただいて、少しずつ特殊な世界に入っていく感じです。僕がどう演じるかは皆さん(木村ら共演者)に任せた! 成長させてください」と木村や竜に懇願すると、木村に「どうイジるかによってすごく魅力的になるかも」と脅されて「目線がSになるのやめてくれる? ちょっと怖いんですけど」とタジタジだった。
堤監督とは3度目の仕事となるという木村。「大変じゃない訳がないので、大変がベースにありながら、どう応えていくかが大切だと思っています。その場でどうレスポンスできるのかが面白さにつながっていくので、撮影の大変さというより、ストイックな現場だと思います」と冷静。また、今回のドラマでは松田が飼育したカブトムシが登場するそうで「哀川翔さんと共演した時に『カブトムシいる?』と言われ、ハワイに来て海に入らないのと一緒だと思い、『いります』と言ってしまいました。オスとメスを2匹もらって飼い始めたら27匹ぐらい子どもを産みまして。丸々と太ったカブトムシをどうにか使えないか? という話をおふたり(堤監督と植田P)にしたら、それ面白いねということで急遽カブトムシを使われました」と明かして会場の笑いを誘っていた。