お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が、3月31日に5時間にわたって放送されたフジテレビ系バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』の最終回『22年間の感謝をこめて最後はみんなで空高く舞い上がれスペシャル!!』で、相方・山本圭壱の"メンバー復帰"に、スタッフへ感謝を述べた。

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極楽とんぼの加藤浩次

番組のクライマックスでは、東京・フジテレビ湾岸スタジオの屋上に作られた「台場の森」に、不要になった22年間のセットや小道具、エスパー伊東などを並べて"秘密基地"を作成。ここで、人気コーナー「爆烈お父さん」のちゃぶ台を囲み、トークの流れで岡村の念願である結婚式の"ごっこ"を開催し、それぞれが番組との接点を盛り込んでスピーチを行うことになった。

まず加藤は、ナインティナイン・岡村隆史の仕事への姿勢に感化されたことを告白。番組開始当初は「芸人って、遊んだり飲みに行くのがカッコいいと思ってた」そうだが、『めちゃイケ』の現場に来ると、岡村がいつも真面目に一生懸命取り組んでいたそうで、「それを見て自分が変わりました」と、心を入れ替えた過去を明かした。

また、番組の終了を告げられた際に「一番往生際が悪かったと思います」と自覚した上で、「悔しいですよね! 本当に悔しい。始まりがあったら終りもあるって言いますけど、ほんっとうに悔しいです」と、"悔しい"を3度も連呼。それでも「みんなが次のステップで、さらに自分の世界を作れるようなことができるように、たぶん『めちゃイケ』はここで終わるんだと思います」と言い聞かせた。

この日の放送は、06年に不祥事で脱退した相方・山本圭壱がオープニングから参加し、最後も他のメンバーと同じように、片岡飛鳥総監督から"卒業証書"を受け取るなど、最終回にしてようやく"メンバー復帰"という形が実現。加藤は「今、山本を使ってくれるというのは、地上波のテレビでは、なかなか難しいと思ってます。そんな中『めちゃイケ』最後のOAで、こうやって頭から山本を…。局の上の方と戦っていただいて、山本を出していただいて、飛鳥さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました」と頭を下げた。

その山本は、自らの不祥事が番組終了の一因にもなっていると自責の念にかられながら、「オープニングからまた皆さんの前にいて、集まって、番組の最初からいれるというのはありがたいなと。そして、エガちゃん(江頭2:50)に会ったり、中居(正広)くんに会ったり、錦野(旦)さんに会ったりして、後ろから大きめの声でガヤをしている有野(晋哉)だったり濱口(優)だったり加藤だったり俺だったりするのを、人の頭越しに見ている……『ああ、めちゃイケに帰ってきたな』と。本当にまた寄せていただき、皆さんありがとうございました」と涙ながらに感謝。

そして、「本当にありがたかったです。本当にありがとうございます。本当にありがとうございます!」と何度も頭を下げ、それを聞いている加藤は、ずっと目頭を押さえていた。