説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『Bluetoothイヤホンを使用中にLightningイヤホンを接続するとどうなる?』という質問に答えます。

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Bluetoothイヤホンで音楽を聴いているときにLightningイヤホンを挿したらどうなるか……あわよくば両方から音が出ないものか? などと考えてしまうものですよね。しかし、iPhone(iOS)のオーディオデバイスには優先順位が決められており、「最後に接続したデバイスが優先される」ことになります。ご質問のケースでは、Bluetoothイヤホンはただちに無効化され、以降はLightningイヤホンから音が出ることになります。

最後に接続したデバイスが優先されるというルールは、Lightningイヤホンに限ったことではありません。iPhone 6s以前のモデルの場合、3.5mm端子に接続するタイプのイヤホンも利用できますが、こちらも同じことです。イヤホンの3.5mmプラグを端子に挿すやいなやBluetoothイヤホンの音は止まり、3.5mm端子のイヤホンから音が出るようになります。

Lightningイヤホンを使用中にBluetoothイヤホンを接続(「未接続」から「接続済み」に変更)したらどうなるかですが、こちらもやはり同じ結果になります。すなわち、Lightningイヤホンが接続中であるにもかかわらず、以降の音はBluetoothイヤホンから出ます。最後に接続したデバイスが優先されるのです。

なお、デバイスを新たに接続/認識させれば音の出口は切り替わりますが、これまで利用していたデバイスが無効化される(システムに認識されなくなる)わけではありません。コントロールセンターや音楽再生ソフトで「[▲]」ボタンをタップすればわかりますが、音の出口として使用されるデバイスがiOSにより切り替えられているに過ぎません。この画面に表示された項目をタップすれば、デバイスを物理的に抜き差しすることなく音の出口を切り替えられます。

  • iPhoneでは、最後に接続したオーディオデバイスが優先されます