歌手のSuperflyが、4月13日にスタートする中谷美紀主演のTBS系金曜ドラマ『あなたには帰る家がある』(毎週金曜22:00~)の主題歌を担当することが29日、わかった。
主題歌となる書き下ろし新曲「Fall」は、ジャズをSuperfly流に解釈したという、スウィング感とブラスサウンドが印象的な楽曲。このドラマのコンセプトである「夫婦は家族だけど、他人」というテーマや、誰の日常にも潜む「落とし穴」というストーリーに沿ったイメージをもとに制作を進め、予測のつかない展開を感じさせるスリリングさを、テンポの良いストーリー展開に合わせて疾走感のある楽曲で表現している。
Superflyは「久しぶりにTBSドラマのお話をいただき、とてもうれしく思いました。いただいたテーマが、これまでのSuperflyにはないものだったので、とてもわくわくしながら制作に挑みました」と語り、「ドラマのストーリーにヒントを得た、『魔が差す』『毒が回る』『誰の日常にも潜む落とし穴』といったキーワードを元にイメージを膨らませ、歌詞にも妖艶な言葉をちりばめました。ホーン・セクションが奏でるフレーズと私の声の掛け合いが、まるで男女のもつれを表しているかのようで、今までにないヒリヒリしたスリリングさを込められたと思います」と楽曲について説明。
プロデューサーの高成麻畝子氏は「新生Superflyの第一歩として、当ドラマにこの楽曲をいただいたことを光栄に思います。『妻の本音と夫の秘密の物語』にふさわしい、一度聞いたら忘れられないフレーズ、そして女性が奥底にしまっている本音が垣間見えるような歌詞にゾクゾクしました。ドラマとの化学反応が楽しみでなりません」と期待している。
SuperflyがTBSドラマの主題歌を担当するのは、2015年4月期火曜ドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』の主題歌「Beautiful」以来、3年ぶり。過去にも、金曜ドラマ『エジソンの母』(2008年)の主題歌「愛をこめて花束を」や、日曜劇場『サマーレスキュー~天空の診療所~』(2012年)の主題歌「輝く月のように」といった楽曲で歴史を築き上げており、どの楽曲もヒット曲となっている。
このドラマは、直木賞作家・山本文緒が1994年に発表した同名の長編小説を原作に、"落ちてはいけない禁断の恋"によって2組の夫婦が翻弄されていく姿を描く。中谷が演じる主人公は、結婚13年目の主婦・佐藤真弓。その夫・佐藤秀明を玉木宏が演じる。もう1組の夫婦役にはユースケ・サンタマリアと木村多江。木村演じる茄子田綾子は、秀明と出会い強く惹かれていく。