インテージは3月28日、「セルフレジ利用動向の実態」に関する自主企画調査の結果を発表した。調査期間は2018年2月24~27日、有効回答は16~69歳の個人2,305人。
「東北」では8割超が利用経験あり
セルフレジの認知・利用経験について尋ねたところ、「知っていて、使ったこともある」人は69.6%。また「知っているが、使ったことはない」人は22.9%で、全体の認知率は92.5%に達した。
地域別にみると、利用経験率が最も高いのは「東北」で82.3%。同社は「東北エリアで利用経験率の高さは、東日本大震災後の人手不足を背景に、こうした利点を活用すべくスーパー等でのセルフレジの導入が拡大したことが一つの要因として考えられる」と分析している。
セルフレジの利用場所は、「スーパーマーケット」が圧倒的に多く90.4%。性年代別にみると、男女ともに10~30代では「レンタルショップ」が約2割と他層に比べて高かったほか、若年女性では「衣料品店・アパレル」が高い傾向がみられた。
セルフレジを利用する理由を聞くと、「対面レジよりすいている」(5割前後)、「自分のペースで会計できる」(4割弱~5割超)、「対面レジより早く会計できる」(3割超~4割超)など、時間的なメリットが全ての年代で上位にランクインした。
一方、不満に感じている点では、「うまくスキャンできない」が33.1%で最多。次いで「操作に時間がかかっている人がいる」が26.6%、「バーコードがない商品が面倒」が20.7%、「設置台数が少ない」が18.8%と続いた。