英国の教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーションを有するTES Globalは3月28日、ベネッセグループの協力のもと、第2回「THE世界大学ランキング 日本版2018」を発表した。同ランキングは学生の学びの質や成長性に焦点を当て、総合150位までの大学のランキングを作成したもの。
京大は3位からランクアップ
総合順位1位は「京都大学」と「東京大学」(各87.7ポイント)が同ポイントで並んだ。京都大学は前年3位からランクアップ、東京大学は2年連続の首位。以下、3位「東北大学」(86.3ポイント)、4位「東京工業大学」(85.6ポイント)、5位「九州大学」(85.0ポイント)と続いた。
6位以下の順位は、6位「北海道大学」(83.4ポイント)、7位「名古屋大学」(82.6ポイント)、8位「大阪大学」(81.1ポイント)、9位「筑波大学」(80.8ポイント)、10位「慶応義塾大学」(77.7ポイント)となり、トップ10のうち国立が9大学を占めた。
分野別順位の1位には、教育リソースは「東京大学」、教育満足度は「国際教養大学」、教育成果は「東京大学」、国際性は「国際教養大学」がそれぞれ選ばれた。
日本版ランキングの指標は「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4分野13項目で構成。今年度は国際性の充実を図るため、新たに2項目(日本人学生の留学比率、外国語で行われている講座の比率)が追加され、国際性分野の割合が4%増加した一方、教育リソースの2項目(学生1人あたりの賃金、教員1人あたりの競争的資金獲得数)の割合が各2%減少した。