名古屋の核となる中区に隣接し、繁華街までのアクセスも良好の千種区。覚王山や本山、星ヶ丘など、名古屋で住みたい街ランキング上位のエリアが集中しています。そこで名古屋の情報に詳しい、月刊情報誌「KELLy」副編集長の村瀬実希さんにインタビュー。千種区の魅力や住み心地について話を伺いました。
名古屋では、千種区はどんなイメージがある街なのでしょうか。
「商業やビジネスの中心部となる名古屋駅や栄駅までは、名古屋市営地下鉄東山線を使えば1本でアクセスが可能なので、名古屋のベッドタウンになります。治安がよく、幅広い世代に人気のエリアです。ただ、ちょっとお高い場所というイメージを持つ方は多いかもしれません。実際に、覚王山や星ヶ丘は、アッパー層も多く暮らす町。でも東山線とともに名城線も乗り入れる本山駅は、名古屋大学や南山大学、中京大学などのキャンパスへのアクセスがよく、駅から少し歩く場所なら家賃もお手ごろ。学生など若い方も多く暮らしています」
では、学生街のような街並みが広がっているのでしょうか。
「それが、学生が利用するチェーンの居酒屋などは思ったより多くありません。そのかわり、個人店はたくさんあります。カフェや雑貨店、セレクトショップなど……特に本山駅や覚王山駅周辺は、女性好みのおしゃれなお店が並びます。若い方が街歩きするのに、とても楽しいエリアだと思います」
ショッピングやレジャーを楽しむならどこがおすすめですか。
「覚王山・本山・東山公園・星ヶ丘駅周辺はいかがでしょう。特に星ヶ丘駅は、『星ヶ丘三越』や『星が丘テラス』などがありショッピングを楽しむのにぴったりです。また、東山公園駅は『東山動植物園』の最寄り駅。週末は多くの家族連れでにぎわいます」
最後に、地元の人ならではのちょっとディープなエリアを教えてください!
「それなら今池駅周辺はいかがでしょう。東山線と桜通線の二つの路線が乗り入れる今池駅周辺は、飲み屋街が広がっています。リーズナブルなお店もたくさんありますよ。また、覚王山にある『覚王山日泰寺』参道の周辺も楽しいエリアです。日泰寺とはその名の通り、『日本とタイのお寺』。そのため周辺にはアジアン雑貨店やインドカレー店のお店があり、ほかにはない雰囲気があります。また春・夏・秋にはお祭りも。参道沿いの飲食店が、出店してにぎわいます。千種エリアに住むなら、ぜひ一度訪れてほしいです」
幅広い層に愛されている千種区は、治安もよく、初めての一人暮らしという女性にもぴったりの街。駅ごとの特徴を押さえて、あなたに合った街を見つけ、名古屋ライフを満喫してくださいね。
プロフィール
「KELLy」
名古屋を中心に愛知・岐阜・三重のグルメやレジャー、ファッション情報を紹介する月刊情報誌。毎月23日発売。また姉妹誌の「menage KELLy」も年4回発行。名古屋のアラフォー女性が気になる美容やファッションを掲載し、人気を集めている。
http://kelly-net.jp/