トヨタ自動車は28日、ニューヨーク国際自動車ショー(米国で3月30日〜4月8日に開催)において、新型「RAV4」(米国仕様)を世界初披露すると発表した。米国での発売は2018年末頃(ハイブリッドは2019年初)、日本での発売は2019年春頃を予定している。

  • 新型「RAV4」(米国仕様)

今回で5代目となる新型「RAV4」は、「Robust Accurate Vehicle with 4 Wheel Drive」(SUVらしい力強さと、使用性へのきめ細やかな配慮を兼ね備えた4WD)を開発コンセプトに設定し、好奇心を刺激して新たなライフスタイルを切り拓くきっかけとなるクルマを目指したとのこと。また、真の「SUVらしさ」を追求し、タフで力強いアクティブさを充実させるだけではなく、都会にもマッチする洗練されたデザインも重視している。

運動性能では、トヨタのクルマづくりの構造改革である「Toyota New Global Architecture(TNGA)」に基づく新プラットフォームの採用を通じて、ボディの高剛性化・低重心化を図っているほか、さらなる燃費性能と高い操縦安定性・走破性を目指して開発した新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」(ガソリン車)および「新型E-Four」(ハイブリッド車)をトヨタで初めて採用。乗り心地を犠牲にせずに、どのような路面でも意のままに走行できる操舵性と走行安定性を実現した。

  • 新型「RAV4」(米国仕様)

パワートレーンには、TNGAによる直列4気筒直噴エンジン「Dynamic Force Engine(2.5L)」、8速トランスミッション「Direct Shift-8AT」、2.5Lハイブリッドシステム(THS II)を設定。エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を大幅に向上させたほか、燃焼効率の向上およびトランスミッションの高効率化により、優れた動力性能と低燃費を両立させた。