3月31日よりWOWOWプライムでスタートする『連続ドラマW 闇の伴走者~編集長の条件』(毎週土曜 22:00~ 全5話※第1話は無料放送)の完成披露試写会&舞台あいさつが27日、都内で行われ、ダブル主演の松下奈緒と古田新太、三木孝浩監督が出席した。
同ドラマは、松下奈緒と古田新太が初めてタッグを組んで複雑怪奇な事件を解決する姿を描いた『闇の伴走者』(2015年放送)の続編となるヒューマンミステリー。松下は前作同様に調査員の水野優希役を、前作で古田が演じた醍醐真司はフリーランスの漫画編集者から中堅出版社の編集長に就任し、2人が再びタッグを組んで醍醐の前任である編集長の謎に包まれた死の真相に迫る。
3年ぶりに演じたキャラクターの変化を問われた松下は「人は3年経っても大きく変わらないんだな~と演じながら思いましたが、1stシーズンに比べると人に対して尖った印象がなくなったというか、マイルドになりました。初対面の人には優しく接するように三木監督から言われましたので、そこは大きく変わったところですが、変わらない部分の方が大きかったと思います」と変化はあまり感じなかった様子。前作以来の再会となった古田との共演は「妙な緊張感もなく懐かしい感じで、ようやくお会いできました。ゼロからのスタートじゃないので、最初からトップギアで楽しませてもらいましたね」と再会を喜んだ。
古田は「頼りになりますよ」と松下を称賛するも、演じた醍醐役について「セリフさえ覚えられればいいんですけど、醍醐という役はうんちくと説明ばかりで、それにイラっとする奈緒ちゃんがいて、今回はやりたくなかったんです」とあまりの長ゼリフにうんざり気味だったという。続けて「まあセリフはいいんですが、スナック菓子が好きという設定で、僕はスナック菓子が嫌いなんです。パスタを揚げたポップルというお菓子をずっと食べていて気持ち悪いんですよね。口が乾いてお菓子を食べて長ゼリフを言うっていう、拷問みたいでしたね」と笑いを誘っていた。
ドラマのタイトルにもなっている『伴走者』にちなみ、「自身にとっての伴奏者、パートナーは?」という質問に、古田は「常に一緒にいるのは酒とタバコ」と回答し、禁煙地区が広がっている世の流れに「禁煙という言葉がありますが、愛煙という言葉もあります。みなさん分かっていただきたいですね」と切実な願いも。一方の松下は「音楽ですね。これがないと自分を保つのは辛いかな。音楽に助けられたり救われたりすることが多いので、人生のパートナーとしては非常になくてはならないと思いますね」と答えていた。