女優の大地真央がこのほど、テレビ朝日系ドラマ『越路吹雪物語』(毎週月~金曜 12:30~)のクランクアップを迎えた。

  • 左から吉田栄作、大地真央、市毛良枝 -テレビ朝日提供

    (左から)吉田栄作、大地真央、市毛良枝=テレビ朝日提供

"日本シャンソン界の女王"と呼ばれる稀代の歌手となった越路吹雪がたどった波乱万丈の人生と、盟友の作詞家・岩谷時子との濃密な友情をつづっていく同作。大地は宝塚歌劇団の先輩でもある越路の絶頂期を演じている。

ラストの撮影は越路が入院した病室の場面。ラストシーンを撮り終えると、大地の歌う「愛の讃歌」が大ボリュームで流れ、親友・岩谷時子役の市毛良枝、夫・内藤法美役の吉田栄作に花束が贈られた。そして大地は感極まって涙し、藤田明二監督から花束を受け取った後は、市毛のもとに歩み寄り、固くハグ。続いて夫役の吉田ともハグし、撮影終了を喜んだ。

大地は涙を流しながら、「この作品と、そして皆さまと出会えたことを本当に心から感謝しています。本当に素晴らしい経験をさせていただきました」と一礼し、感謝の気持ちを述べた。

また、市毛も涙を浮かべながら、「大地さんが越路さんをとても素敵に再現してくださいました」と感謝するとともに、「"最上級の役"」に出会うことができて幸せでした」と、作品への思いを語った。

そして、最後にあいさつした藤田監督は「小さい美保子(=越路の本名、幼少期を演じた子役・岩淵心咲)、真ん中の美保子(青年期を演じた瀧本美織)、大きい美保子(絶頂期を演じた大地)、みんな最後に泣くんだよね。もらい泣きしちゃうんだよな」と男泣き。しかし大地が「大きい美保子? "デカ美保子"でしょ(笑)。私のことそう呼んでいるって聞いているんだから…(笑))」と返すと、スタジオは涙から大きな笑いに包まれた。