国内外のオフィスワーカーたちが集う東京・赤坂の複合施設「アークヒルズ」。そんな多様なニーズに応えるべく、3月28日に3階レストランフロアがリニューアルオープンし、行列店や東京初進出店など9つのグルメが新登場する。オープン直前の26日、プレス向けの試食会が実施され、ひと足先にグルメを堪能してきたのでレポートをお届けしたい。

  • リニューアルするアークヒルズの3Fレストランフロア

味も空間も"上質"がこだわり

舌も目も肥えたハイセンスなオフィスワーカーたちが大勢集う赤坂・六本木エリアとあって、リニューアルしたレストランフロアは実に"上質"。有名建築家の永山裕子氏が手掛けたスタイリッシュで洗練された空間デザイン、それに見合うよう店舗のラインナップも行列必至の人気店や東京初進出店など実力派がそろっている。

店舗のラインナップは以下の通り。

【天ぷら】
日本橋 天ぷらめし 金子半之助 アークヒルズ店
【海鮮丼専門店】
日本橋海鮮丼 つじ半
【ラーメン】
中華そば専門 田中そば店
成都正宗担々麺 つじ田 アークヒルズ店
【とんかつ】
金沢かつぞう
【スープ スタンド】
北海道スープスタンド
【タイ料理】
タイ料理 チャンロイkaaw
【デリ】
DexeeDeli アークヒルズ店
【カスタムサラダ専門店】
クリスプ・サラダワークス

和食から麺類、ガッツリ系からヘルシー系……と、実にバランスのいいラインナップになっている。「今日のランチ、何を食べよう?」と悩むことも多いが、ここに来ればどんなの気分のときでも満足できる食事が楽しめるはず。

【オススメ1】行列必至の天ぷら店

試食会では9店舗すべての料理を試食することができたのだが、取材は筆者ひとり。胃袋のキャパは限られているので、特にオフィスワーカーにオススメしたい3店舗のグルメを堪能してきた。

まずは、東京・日本橋に店舗を構える「日本橋 天丼 金子半之助」が手掛けた天ぷら定食の専門店へ。本格的な江戸前の味をリーズナブルに味わえるとあって、本店はいつも開店前から行列ができるほどの人気ぶり。この新店舗も行列は必至て言えるだろう。

  • 日本橋 天ぷらめし 金子半之助 アークヒルズ店

注文できるのは、「穴子の天ぷらめし」(1,380円)、「海老の天ぷらめし」(1,380円)、「天ぷらめし」(980円)の3種類。筆者は「海老の天ぷらめし」を注文したのだが、揚げたてサクサクの天ぷらのほか、味噌汁、ごはん、食べ放題の付け合わせ(漬物やきんぴらなど3種)がセットになっており、ボリューム満点。築地直送の食材を使用しているとあって、味もお墨付きだ。

  • 「海老の天ぷらめし」1,380円

  • タマゴの天ぷらはご飯にのせて食べるのがオススメ

時折、無性に天ぷらが食べたくなるのだが、やや値が張ってしまうのが難点。でも、ここなら1,000円前後でお腹いっぱいに天ぷらを堪能できるので、オフィスワーカーのランチにもピッタリだ。

【オススメ2】山盛りの名物海鮮丼

人気ラーメン店「つじ田」と、前述の「日本橋 金子半之助」の両創業者が力を合わせて作り上げた海鮮丼が味わえることから、店名も両店の名からとった「つじ半」。メニューは至ってシンプルで、「ぜいたく丼」の梅(1,080円)・竹(1,480円)・松(1,980円)・特上(時価)の4種のみ。

  • 日本橋海鮮丼 つじ半

注文したのは、一番オーソドックスと言える「梅」。運ばれてきた丼は、まさに"ぜいたく丼"の名にふさわしく、海鮮がご飯の上で山を成していた。生マグロ、中落ち、イカ、数の子、キュウリ、つぶ貝、海老、いくらの9種の具材が入っており、味も量も値段も大満足の一品。

  • 「ぜいたく丼 梅」1,080円

しかも、丼に加えて、特製のお刺身も付いているのだが、海鮮の山を食べ終わった後は、このお刺身をご飯にのせて鯛出汁を注ぐことで、お茶漬けまで堪能できるのだ。一度で二度おいしいとはまさにこのこと。

  • 最後はだし汁と刺身でお茶漬け風に

海鮮丼というと「味はおいしいけど量が物足りなくて……」という人も多いのでは? この「つじ半」の海鮮丼はそんな心配は無用。1杯で海鮮の旨味とともに大ボリュームでお腹も大満足させてくれる。腹ペコのビジネスマンにもってこいな一品だ。

【オススメ3】超ヘルシーなサラダボウル

最後の店は、丁寧に手作りされたサラダをカジュアルに楽しめる"カスタムサラダ専門店"こと「クリスプ・サラダワークス」。"カスタム"という名称からもわかる通り、メインのサラダ(レタスやほうれん草など)を決めたら、生野菜やチーズ、クルトン、ナッツ、豆類、グリルドチキン、雑穀米など約30種のトッピングから自分好みのサラダボウルをつくれる。

  • クリスプ・サラダワークス

食材を選んだあとは、食べたい量を決めて半月状の特殊なナイフで自分好みの大きさにサラダをチョップしてもらい、ドレッシングを軽く和えれば完成。予算は1,000~1,500円となっている。

  • サラダボウルと自家製レモネード

  • カウンターには食材がずらり

つい飲みすぎて食欲がない……、ぽっこりお腹が気になって……、栄養不足で体調が悪くて……そんなときはぜひ同店のサラダボウルをオーダーしてほしい。現代人に不足しがちな野菜を彩り鮮やかにおいしく摂取できるので、忙しいビジネスマンに最適なメニューと言えるだろう。

オフィスワーカーにとって、ランチは午後からの仕事の大切な"活力源"。新しくなったアークヒルズのレストランフロアでは、元気をくれるグルメが勢ぞろいしているのでぜひオープン後に足を運んでみて欲しい。