歌手で俳優のディーン・フジオカが、自身が主演するフジテレビ系ドラマ『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』(4月19日スタート、毎週木曜22:00~ ※初回15分拡大)の主題歌を書き下ろした。
日本では『巌窟王』として知られる小説『モンテ・クリスト伯』を原作に、ディーン演じる主人公・柴門暖が、愛、将来、自由、仕事、自尊心、すべてを奪われたことを機に、実直な人間から"復讐鬼"と化す同作。
主題歌のタイトルは「Echo」で、絶望の淵に立たされた主人公が復讐心を抱くに至った過去への嘆きや、運命が自分をなぜ今生かしたのか?という主人公の心情や、ドラマストーリーの謎をひも解くような要素も含めて、全英語詞で表現している。
ディーンは「制作当時スイスに渡航していたことがきっかけで、チューリッヒやベルンなどの街並みやそこで出会った人々、博物館や美術館の収蔵品などから、特に宗教戦争にまつわるヨーロッパの歴史を身近に感じ、想像力をかき立てられました」とコメント。「ピアノ弾き語りも含め、自分にとって新しい試みが詰まったこの曲をぜひ聴いてください」とアピールした。
フジテレビの太田大プロデューサーは「『過去に囚われ、自分を許せず、その理由すら解らない』―歌詞を読んだ時、用意周到なはずの復讐鬼の頭を実は占めている"混沌"を感じ、美しくダークな旋律と相まって、強烈な切なさに襲われました」といい、「絶望ばかりの世の中で、希望もあるか判らない中、それでも光を捜して進むしかない主人公の心の叫びを代弁してくれていて、今から映像とのマッチングを楽しみにしています」と期待を語っている。