JR北海道は22日、函館~札幌間を結ぶ特急「スーパー北斗」7往復で実施している車内販売について、6月1日から3往復に削減すると発表した。
現在、上り(函館行)「スーパー北斗4・6・8・10・12・14・16号」と下り(札幌行)「スーパー北斗7・9・11・13・15・17・19号」の計14本で客室乗務員による車内販売を実施している。6月1日以降、上り「スーパー北斗6・8・10号」と下り「スーパー北斗13・15・17号」のみ車内販売を継続。残りの8本は「客室乗務員の人材確保と収支状況の観点から」(JR北海道)車内販売を取りやめるという。
車内販売を廃止する8本のうち、上り「スーパー北斗12・14・16号」と下り「スーパー北斗7・9・11号」は代替サービスとして販売スタッフによる簡易車内販売を開始する。販売品目はソフトドリンクや菓子などに限られ、販売方法も移動販売(巡回販売)ではなく待受け販売となる。販売場所はキハ261系の列車が1号車、キハ281系の列車が3号車。販売区間も上りは札幌駅から苫小牧駅まで、下りは函館駅から森駅までに限られる。
JR北海道は段階的に車内販売を縮小しており、車内販売を行っている在来線の列車は現在、特急「スーパー北斗」のみとなっている。