Safariには、WEBブラウズの履歴を残さない「プライベートブラウズ」という機能が用意されています。画面右下の「□」ボタンをタップすると現れる「プライベート」ボタンをタップするか、ホーム画面でSafariのアイコンをクイックアクション(画面を押し込む3D Touchの機能)すると現れるメニューで「新規プライベートタブ」を選択すると、以降プライベートブラウズモードに切り替わります。
プライベートブラウズモードでSafariを使う間は、WEBページの閲覧履歴や検索サイトの利用履歴が残りません。文字入力の履歴も残りませんから、どのようなキーワードを入力したかも後日調べることはできなくなります。誰にも知られたくない"WEB利用の足跡"を残さない、確実な方法です。
しかし、このプライベートブラウズ機能には落とし穴があります。プライベートブラウズモードを終了しないかぎりモードが適用され続けるため、次回Safariを起動したときもプライベートブラウズモードで始まるということです。もし目を離した隙に家族がSafariを開いてしまったら……Safariの画面を閉じるだけでは不十分ということです。
クイックアクションで「新規タブ」を選択すればいいのではという声も聞こえてきそうですが、これも不十分です。プライベートブラウズモードに切り替えれば、前回プライベートブラウズしていたときのタブがそっくりそのまま表示されます。以前のiOSのSafariでは、プライベートモードを終了するときにタブもすべて閉じられていましたが、iOS 8以降のSafariでは残るので注意が必要です。
だから、内緒にしたいWEBブラウズが終了したときには、プライベートブラウズモードで表示したタブを確実に閉じなければなりません。つい忘れてしまいがちですが、このWEBサイトを見たことは絶対誰にも知られたくない!! という場合は徹底することをお勧めします。