歌手で俳優のディーン・フジオカが主演するフジテレビ系ドラマ『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』(4月19日スタート、毎週木曜22:00~ ※初回15分拡大)のポスタービジュアルが25日、公開された。
日本では『巌窟王』として知られる小説『モンテ・クリスト伯』を原作に、ディーン演じる主人公・柴門暖が、愛、将来、自由、仕事、自尊心、すべてを奪われたことを機に、実直な人間から"復讐鬼"と化す同作。今回公開されたポスターは、CM、映画、テレビ、音楽とさまざまな分野で幅広く活躍するアートディレクター、デザイナーの吉良進太郎氏が担当した。
コンセプトについて、吉良氏は「ドラマの核でもある復讐劇をストレートに表現したビジュアルにしようとしました。宗教画のような肉弾戦をモチーフにすることで、今、まさに復讐という世界を切り取った強さを出し原作の持つ古典の壮大さを表現できました。重厚感のあるモノクロの人物に対して、色鮮やかに混ざり合うインクをバックにすることで勢いや音を感じてもらえたらと思っています」と説明。
さらに、「ここまでの一体化したビジュアルができたのは、キャストのみなさんの協力あってだと思います。あまり他にないドラマポスターができたので、ぜひ絵画を見るようにじっくり見ていただきたいです!」と自信をのぞかせている。
撮影は、3月上旬、都内で行われ、出演者たちも細かい表情や動きなどその場でアイデアを出し合って制作。この日が全員初顔合わせとなったが、試行錯誤を重ねていく中で、早くもチームワークが生まれていったようだ。
そして、ディーン自らが撮影中の写真を細かく確認し、良いテイクを追求。完成した作品を見て、ディーンは「ドラマの世界観を表現した大変すばらしいビジュアルになった」と太鼓判を押した。
フジテレビの太田大プロデューサーは「主人公・暖が漁師であるのをはじめ、ストーリー上モチーフとなっている海や水を、鮮やかなマーブルカラーの"波"で表現した、エッジの立ったビジュアルになったと思います」と感想。「暖が自らを陥れた3人の男たちを引きずり下ろす瞬間を撮影するには、それぞれをつかみ合いながらも、中腰や爪先立ちしつつの前傾姿勢など、皆さんには、ハードな姿勢を取り続けていただく必要があり、リアルに必死な形相を切り取ることができたと思います」と手応えを語っている。
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