パナソニックは3月23日、IHジャー炊飯器「Wおどり炊き」の新モデル「SR-VSX8」シリーズ2製品を発表した。推定市場価格は、炊飯容量が0.09Lから1.0Lの「SR-VSX108」が11万円前後(税別)、0.18Lから1.8Lの「SR-VSX188」が11万5,000円前後(税別)。
Wおどり炊きは、炊飯器底面にある2つのコイルの通電を高速で切り替えることで、釜の内部に泡の熱対流を生み出す「大火力おどり炊き」と、加圧・減圧を繰り返すことで対流を作り出す「可変圧力おどり炊き」によって、お米を釜の中でおどらせ、むらなく熱と水分をいきわたらせる。炊き上がったお米は、甘みともちもち感があるという。
SR-VSX8シリーズは、精米されたお米の保存状況が、炊き上がりのお米の味に影響を与えることに着目。精米直後のお米は含水率が約14%だが、常温保存をして2週間するとお米が乾燥し、含水率が2%ほど減少する。そこで、内蔵した圧力センサーを活用してお米の鮮度(乾燥具合)を見極め、鮮度に合わせて釜内の圧力を調整させた。乾燥したお米のパサつきは約16%抑えられ、甘さ低下も約15%改善(2017年発売の従来モデル「SR-SPX107」と比べた場合)。乾燥米でも、精米したてのお米のように炊き上げるという。
好みに合わせて食感を13通りに微調整できる「食感自在炊き分け」機能も用意。たとえば「銀シャリふつう」コースでは、お米の粒をしっかりとした食感に炊き上げる。SR-VSX108の本体サイズはW27.5×H23.4×D36.1mm、重量は7.8kg。SR-VSX188の本体サイズはW29.8×H27.0×D39.1mm、重量は9.1kg。