3月28日にNHKのBSプレミアムで放送する愛知発地域ドラマ『真夜中のスーパーカー』(22:00~22:59)の試写会が22日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の山本美月をはじめ、上遠野太洸、水木一郎が出席した。

ドラマ『真夜中のスーパーカー』の試写会に出席した上遠野太洸、山本美月、水木一郎(左から)

NHKの地方放送局が制作するドラマシリーズ『地域発ドラマ』の最新作となる同ドラマ。愛知県長久手市を舞台に、自動車開発に命をかける人々の葛藤と軌跡を描く。

主演の山本美月は、ナゴヤ自動車の若手デザイナー・白雪役。「日本ならではのファンタジーな作品だと思いました。地域の方が手伝ってくれたりスタッフさんの愛が詰まっていて、おもちゃ箱のような作品になったと思います」と同ドラマの出来に自信を見せて、「唐沢寿明さんと2人でレースをするシーンがあったんですけど、真ん中にディレクターさんを挟んでアフレコみたいなアニメっぽい感じで演じました。白雪は2000GTに憧れていますが、私も唐沢さんに憧れているので、それをお芝居でやるのは楽しかったです」と印象に残ったシーンを語った。

演じる上で気をつけた点は「そのままを演じたいなと思いました。このドラマは2次元や3次元、1.5次元でもなく、2,7次元のドラマだと思います。感情の起伏を出していければと思いながら演じましたね」と振り返った。そんな山本と日系ブラジル4世のリカルド役を演じ上遠野太洸について水木一郎は「おふたりの演技がすごい迫力でした。本当に美月ちゃんは素晴らしく、ドライバースーツが似合ってましたよ。上遠野くんの演技力も自然体で上手いな~と思いましたね」と絶賛。自身の演技には「僕はZ(マジンガーZ)をやるぐらいでしたから(笑)」と謙そんしていた。

古今東西の世界的な名車が並ぶ自動車博物館を舞台にした同ドラマ。それにちなみ、「自身と車の関係は?」という質問に山本は「車の知識がなくて台本を1回読んだだけでは理解できませんした」と明かしつつ、長久手市のトヨタ博物館で見た旧車に魅了されたという。「愛着が湧いてきて、フジキャビンが最初は好きになりました。冷蔵庫みたいで(笑)。本当に可愛いのがたくさんありました」と好印象の様子で、「いつか買うかもしれないですね(笑)」と旧車購入に意欲を見せていた。