カシオ計算機は3月22日、GoogleのWear OS(旧称:Android Wear)を搭載したアウトドア向けのリストデバイスとして、Smart Outdoor Watch「PRO TREK Smart WSD-F20」をベースとした限定モデル「WSD-F20SC」を発表した。6月の発売予定で、税別価格は100,000円。限定700個となる。
今回のWSD-F20SCは、高い質感と耐久性、良好な装着性を持つ「フィールドコンポジットバンド」を採用した特別仕様モデル。フィールドコンポジットバンドは、メタル素材を混ぜ込んだウレタンとファインレジンを組み合わせたもので、メタル素材の上品な質感と、ウレタンやファインレジンの特徴である耐久性と装着性を兼ね備える。
ケースデザインはWSD-F20シリーズを踏襲するが、マットブラックを基調に、主張しすぎないイエローとゴールドの差し色を組み合わせるなど、落ち着いた雰囲気となっている。風防には、防泥コーティングを施したサファイヤガラスを採用した。
ボタンやビスの部分には、精悍さをイメージしたブラックやゴールドの配色、そして高い耐摩耗性を持つIP処理を施している。これまでのPRO TREK Smart WSD-F20シリーズは、デザイン面でもアウトドアを意識したものだったが、今回のWSD-F20SCは普段使いでも映えるデザインとなった。
「スマートウオッチ」としての機能はWSD-F20シリーズと同じく、低消費電力GPSや、WSD-F20SC単独で使えるカラー地図などが特徴。スマートフォンと連携しなくても、WSD-F20SCだけで現在位置の確認や、地図を用いた軌跡の記録といった機能を利用できる。アウトドアシーンで役立つプリセットアプリも豊富だ。もちろん、スマートフォンと連携して各種アプリを使うことで、より多彩な機能と優れた操作性で使えるようになる。主な仕様は下図の通り(クリック/タップで拡大表示)。