ボーイングは3月21日、737MAX9初号機をライオンエアグループに初納入した。納入初号機はタイ・ライオンエアが運航し、輸送力の高さを活用した新規国際路線の開設が予定されている。
ライオンエアグループは、737MAX9のローンチカスタマーであり、737MAX8を最初に就航した航空会社でもある。737MAX10については50機のコミットメントを発表している。これに加えて発注済みの737MAXは200機に上り、同グループは世界最大級の737オペレーターとなっている。
737MAX9の最大座席数は220席、航続距離は3,550海里(約6,570km)で、737MAX8より3列多い座席数により、オペレーターは座席数を増やしながらネットワーク内の収益性を最大化できる。737 MAXファミリーは1座席当たり運航コストの低減と航続距離の伸長を実現し、単通路機市場での新しい目的地開設に貢献する。
737 MAXはエンジンにCFMインターナショナル社の最新型LEAP-1B、翼端板にアドバンスト・テクノロジー・ウィングレットを採用。そのほか、ボーイング・スカイ・インテリア、コックピットに搭載された大型ディスプレイなど様々な特長によって、単通路機市場で最も高い効率性と信頼性、そして客室内の快適性を提供する。
737MAXファミリーはボーイング史上最も受注スピードが速く、これまでに世界95社の顧客から合計4,300機以上を受注している。