日本テレビの人気深夜番組『アイキャラ3』から生まれた、世界中の女性を笑顔にするプロジェクト『ひらがな男子』のプレミアム上映会が16日、東京「TOHOシネマズ 新宿」で行われ、司会を務めるバカリズムや小出祐介(Base Ball Bear)、夢眠ねむ(でんぱ組.inc)らが登場した。
『ひらがな男子』は、番組MC・バカリズムの発案により、ひらがなを擬人化したキャラクター。2017年の秋にはスマートフォン用ゲーム『ひらがな男子 いつらのこゑ』がリリースされ、ダウンロード数20万超を達成し、2018年4月にはコミカライズも予定されている。そんな『ひらがな男子』が劇場版アニメとなって登場。『劇場版 ひらがな男子 -序-』では、『ひらがな男子』たちが仲間探しの旅に出るSF冒険ストーリーを展開し、歌あり、笑いあり、掛け声ありの内容となっている。
今回行われたプレミアム上映会には、司会を務めるバカリズム、小出祐介、夢眠ねむに加え、主人公「あ」役の梶裕貴、「う」役の市川太一、「の」役の矢野奨吾、「ぁ」役の大地葉、「ぃ」役の篠田みなみ、水島精二監督、アニメ制作会社「サンジゲン」の取締役社長・松浦裕暁氏が応援に駆けつけた。上映前、バカリズムは「今回、応援上映というものを知らないまま、自分の思う応援上映のイメージで脚本を書きました。通常の応援上映よりかなり応援を要求される作品なので、応援よろしくお願いします」と挨拶。
上映後、再び登壇したバカリズム。上映中、観客の反応がかなり良かったことを確認し、「凄く楽しかった。僕は応援を強いられることが応援上映だと思っていたので、みnさんもビックリするぐらい声出させられたと思います」と手ごたえを感じている様子。また、小出は「映画としても面白かったし、升野(バカリズム)さん作品としても面白かった。『あ』の『う』に対する執拗な問い詰めや、『の』のソロ後のやり取りが凄かった」とコメントし、夢眠も「升野節もそうですし、応援上映の初見にもやさしい作品。応援上映の猛者の方もいて、笑わせて頂きました」と大絶賛。さらに、夢眠は「最後の展開もヤバイ。皆さんもネットでネタバレせず、『とにかくヤバい』ということだけ伝えてほしいですね」と作品をアピールした。
応援上映の鑑賞は初めてという梶は「上映中は後方から見ていると、皆さんサイリウムを一生懸命振ってくださっていて、応援上映ってこんなに楽しいものなんだなと思いました。通常のアニメではツッコんではいけないところもツッコんでいて、バカリズムさんの脚本は凄く面白い。早くも続編が見たいです」と興奮気味にコメント。また、市川も「ここまで自由にしゃべっていいですね。みんなで一緒に茶の間で観ているようでした」と応援上映に驚いている様子で、矢野は劇中での「の」の恥ずかしいシーンについて「こんなに恥ずかしいことはないですね。観客のみなさんも笑顔で、なんて素敵な世界観なんだろうと思いました」と素直な感想を述べた。
その後、コダワリ部分や大変だった部分を聞かれたバカリズムは「45分という時間が凄く短かった。この『ひらがな男子』は2時間、3時間では収まりきらない情報量なので、どの説明を省いて詰め込むかの作業に苦労しました」と回答し、「とにかく『ひらがな男子』たちの会話劇を楽しんでほしかったので、細かい説明は省き、お客さんに声を出してもらえる所を重視しました」と作品への思いを吐露。
そして、アフレコの感想を聞かれた梶は「コミカルなシーンや涙するシーンがあり、最後には熱いバトルもある。まさか『ひらがな男子』で叫んで声を潰すとは思いませんでした」とコメントし会場の笑いを誘っていた。また、応援上映が大好きだという大地も「これまでいろいろ観てきましたが、ここまで応援を促されるのは初めて。いやあ、本当に楽しかったです」と笑顔を見せ、篠田も「最初は戸惑っていた皆さんも、後半になると反応がよくなり、笑い声も増えてきて、一体感があって楽しかったです」と大満足の表情を見せた。
そのほか、イベントでは5月11日より「TOHOシネマズ 新宿」などで『劇場版 ひらがな男子 -序-』が限定公開されることが明らかに。また、今回の上映会の模様を3月29日の『アイキャラ3』で放送されることや、4月からは番組が「シーズン4」に突入することが発表された。
最後にバカリズムは「この作品のヒットは皆さんの口コミにかかっています。友達を誘う際は、ラストの展開を伏せつつ、広げていってください。今回観た人も2回・3回と回数を重ねるごとにさらに楽しくなってくると思いますし、とにかく劇場に足を運んもらい、とにかく声を出してください」と挨拶し、イベントは幕を閉じた。