WEBで話題の吉田貴司氏による漫画『やれたかも委員会』が、4月期のMBS・TBSドラマイズムでテレビドラマ化されることが決定し、俳優の佐藤二朗、山田孝之、乃木坂46の白石麻衣がやれたかも委員会のメンバー3人を演じることがこのほど、明らかになった。

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    月綾子役の白石麻衣、能島譲役の佐藤二朗、オアシス役の山田孝之

2016年からWEBサイト「note」で公開をスタート、その後「cakes」でも公開し、SNSを中心に大きな話題を呼んでいる『やれたかも委員会』をテレビドラマ化。「あのとき、もしかしたら、あの子とやれてたかもしれない―」。「やれたかも委員会」では、毎回訪れる相談者が思い入れたっぷりに語る、異性との忘れがたき(でも、結局はやれなかった)エピソードに耳を傾け、「やれた」「やれたとは言えない」どちらかの札を上げ判定する。

「やれたかも委員会」の能島譲を演じるのは佐藤二朗。解禁されたビジュアルでは、メンバー3人の主催者としてセンターに鎮座し、重々しい雰囲気をまといながら強い眼差しを向ける。委員会の中で唯一の女性メンバー・月綾子を演じるのは白石麻衣。解禁ビジュアルの中で彼女だけが上げている「やれたとは言えない」の札。眼鏡とラテが似合う彼女は、世の男どもの甘っちょろい妄想を女性的視点でズバッと一刀両断する。そして、帽子にサングラス姿という一見風変わりな出で立ちのオアシス役には山田孝之。多角的アプローチは3人の中でもピカイチで、その名推理は委員会の議論の流れさえも一変させ、熱く真剣な議論へと導く。

今回、原作よりもさらに濃密で濃厚な人間ドラマを描かなければとの想いから、原作・吉田貴司氏と製作陣の協議の上、あえて原作とは違うキャラクター設定を委員会メンバー3人に用いることに。能島明(原作)は能島譲(テレビドラマ)、月満子(原作)は月綾子(テレビドラマ)、パラディソ(原作)はオアシス(テレビドラマ)に。テレビドラマ版では、原作が持つ“やれたかも委員会スピリッツ”をリスペクトして最大限継承しつつも、新しい「やれたかも委員会」を生み出す。原作では、「やれたかも委員会」に訪れる相談者の“やれたかもエピソード”の回想をメインに描かれるが、テレビドラマでは、相談者の回想パートに加えて、委員会メンバー3人と相談者の間で繰り広げられる、「やれた」「やれたとは言えない」の判定に至るまでの熱い議論も細かく丁寧に描写する。

■能島譲(のうじまゆずる)役:佐藤二朗コメント
「どうでもいいようにみえることに心血を注ぐ」。職掌柄、よくやることではある。が、これほど、その一点のみに気を割いた作品は珍しい。「やれたかもしれない夜」は「人間の綻び」である。綻びがあるから、人は面白い。綻びがあるから、人生は色彩豊かになる。なんつって。なんつってじゃない。せっかく真面目に書いてるのになんつってはいただけない。笑っていたらいつの間にか泣いていた。そんなことが起きたら嬉しい。時に可笑しく、時に哲学で、時に切ない。そんな「やれたかも委員会」は、紛れもなく、純愛作品である。なんつって。

■月綾子(つきあやこ)役:白石麻衣コメント
月綾子役を演じる乃木坂46の白石麻衣です。「やれたかも委員会」のお話をいただいた時は、とても嬉しかったです。まだ演技の経験が浅いので、佐藤さんや山田さんの存在がすごく心強かったです。皆さんに楽しんで観ていただけると幸いです。よろしくお願いします。

■オアシス役:山田孝之コメント
既にAbema TVで放送されている「やれたかも委員会」ですが、どちらも違った良さがあると思うので、どちらもお楽しみ頂ければと思います。

■演出:山口雅俊コメント
注:ドラマ「やれたかも委員会」は、恋愛ドラマです。

■原作者:吉田貴司コメント
この漫画は最初は僕が1人部屋の片隅で描いたものでした。それがひょんなことからインターネットで広まり、たくさんの方のご協力により、この度地上波でドラマ化されることになりました。そしてこの豪華キャスト。ちょっと信じられないことです。部屋の片隅から宇宙に飛び出た気分です。どんなものが見られるのかワクワクしています。今回はドラマオリジナルの世界観となり、漫画とはキャラクターの名前が若干異なります。漫画とは一味違う一つのパラレルワールドとしてお楽しみください。本作品を宇宙まで連れていってくれた山口監督、ならびにこのドラマに携わる全ての人に感謝します。

『やれたかも委員会』は、MBS:4月22日スタート(毎週日曜24:50~)、TBS:4月24日スタート(毎週火曜25:28~)。

(C)2018吉田貴司/ドラマ「やれたかも委員会」製作委員会・MBS