カシオ計算機は3月21日(現地時間)、スイスのバーゼルで開催の時計と装飾の祭典「BASELWORLD 2018」に合わせて、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の特別限定モデル「MRG-G2000HA」を発表した。世界で350個の限定となり、日本では2018年6月の発売予定、税別価格は800,000円の予定となっている。
MRG-G2000HAは、日本の伝統と匠の技、日本刀の「鉄鐔 Tetsu-Tsuba」をテーマとして、日本古来の強さと美しさを表現。日本刀の鉄鐔(てつつば)は、手を守るという機能に加えて、芸術性の高い意匠も特徴。MRG-G2000HAのベゼルとバンドの中駒には、この鉄鐔をイメージしたもの。槌起師の三代目・浅野美芳氏の協力によって、「荒し槌目」という手法を用いて、1つ1つ手作業で処理している。ちなみに「槌起」とは、金属板を鎚(つち)で叩いて立体的に打ち伸ばす金工技法。薄く、かつ高い堅牢性を持たせられる。
伝統の美しさを表現するカラーとして、「紫金(むらさきがね)」と「素銅(すあか)」をイメージした色を採用。AIP(アークイオンプレーティング)という神戸製鋼のコーティング技術によって、ケースとバンドに深い色合いをもたらし、力強さの中に高貴な印象を表現した。合わせて、高い硬度と耐摩耗性を実現している。
ベースモデルは「MRG-G2000」で、標準電波、GPS、Bluetoothという「Connectedエンジン 3-way」を搭載し、3通りの方法で正確な時刻を取得できる。特に、Bluetoothによるスマートフォンとの連携機能では、スマートフォンを介してタイムサーバーの情報を取得することで、世界各国の標準時やサマータイムなどを常に最新の状態に保てる。