カシオ計算機は3月21日(現地時間)、スイスのバーゼルで開催の時計と装飾の祭典「BASELWORLD 2018」に合わせて、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の「MT-G」シリーズから新モデル「MTG-B1000」を発表した。発表時点では、日本での発売は未定。
ラインナップとして、ベルトカラーが黒のMTG-B1000-1A、ベルトが黒でメタルケースIP処理のMTG-B1000B-1A、ベルトが赤でメタルケースIP処理のMTG-B1000B-1A4という3モデルをそろえる。
G-SHOCKのMT-Gシリーズは、メタルと樹脂の特徴を融合させたラインナップで、フルメタルモデルもある。今回のMTG-B1000は、新しい耐衝撃構造を採用することで、従来のMT-Gシリーズと比較して小型化と薄型化を図った。
中心となるのは、従来のMT-Gと同じ「コアガード構造」。ベゼルと裏ぶたをメタルパーツ(4本のパイプ)で連結したフレームの中に、時計のモジュールを収めている。新しいコアガード構造は、4本のパイプに代えて面状パーツを用いて箱型フレームを形成。パーツの配置も組み替え、小型化と薄型化を実現した。ケースサイズは55.8×51.7mm、厚さは14.4mmだ。
風防はサファイアガラスで、メタルパーツの各面にポリッシュ加工とヘアライン加工を組み合わせるという上質な仕上がりとしている。ベルトは装着性に優れたソフトウレタン製とともに、ベルトの接合部に高い耐久性のファインレジンとメタルパーツを採用して強度を高めた。
また、Bluetoothでスマートフォンと連携する「Connectedエンジン」を搭載。時計本体の標準電波受信に加えて、スマートフォンを介してインターネット上のタイムサーバーにアクセスすることで、世界中で正確な時刻を取得できる。世界各国のタイムゾーンやサマータイムといった情報も、自動設定だ。
専用アプリ「G-SHOCK Connected」では、ワールドタイムやアラームを直感的に設定できるほか、時計の使用状況をアプリ上で分析。ソーラー充電のレベル、時計が磁気の影響を受けているかどうかといった、詳細な情報を確認できる。