カシオ計算機は3月21日(現地時間)、スイスのバーゼルで開催の時計と装飾の祭典「BASELWORLD 2018」に合わせて、アウトドアウオッチ「PRO TREK」の新モデル「PRW-60」を発表した。PRO TREKの機能性を損なわずに、大幅な小型化を実現したことが特徴だ。
PRW-60の遠縁ともいえるベースモデルは、トリプルセンサーVer.3を搭載した「PRW-6100」で、方位、気圧と高度、温度を高い精度で計測できる。ソーラー充電による駆動、標準電波の受信機能なども備えている。こうしたPRW-6100の多機能性をそのままに、小型化したモデルがPRW-60だ。
具体的には、ケースとバンドをつなぐ「かん」を裏ぶたと一体化させた新構造「CROSS FRAME STRUCTURE」、ゆうず内部のバネ、センサー位置の見直しなどを図っている。結果、ケース縦で7mm、ケース横で3.3mmの小型化に成功した。
さらに今回、要望が大きかったというホワイトモデルを、PRO TREKシリーズのアナログ・デジタルコンビネーションモデルで初めてラインナップ。カシオ独自の遮光分散型ソーラーパネルを最適化するなどして、フェイスも白く仕上げた。
各モデルとも、時分針とインデックスには特殊な蛍光体インクを採用しており、ライトの紫外線によって強いブルーで発光。暗い場所でも高い視認性を提供する。バンドはスライドレバー方式を採用しており、好きなバンドに付け替え可能だ。
小振りなサイズは女性でも身に付けやすく、手首の動きを妨げにくいので登山やロッククライミングでも使いやすい。アウトドアシーンだけでなく、普段使いにも適したPRO TREKに仕上げたとしている。