PCはコモディティ化(一般化)がますます進んでいますが、趣味に仕事にデジタルデバイスをしっかり堪能しようと思えば、PCへのこだわりはまだまだ重要です。PCを長く愛着を持って使うには、利用目的や使い方に合った製品を購入できるかどうかがカギ。
そこで、2018年の春に店頭やWeb通販で購入できる製品の中から注目したいPCを紹介しましょう。今回は、ハイエンドクラスの15.6型ノートPC、5機種を取り上げます(紹介は順不同です)。
[2018年春]注目したい&買ってみたいWindows PC | |
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■15.6型ノートPC ハイエンド編 | ■15.6型ノートPC エントリー編 |
■13.3型モバイル編 | ■13.3型以外のモバイル編 |
■コンバーチブル2in1編 | ■デタッチャブル2in1&タブレット編 |
■ゲーミング編 |
使いやすさを追い求めた高性能モデル - NEC「LAVIE Note NEXT NX850/JA」
日本のPC業界を長年リードしてきた経験をベースに、NECパーソナルコンピュータがパーツの1つひとつに至るまですべて見直し設計し直したハイエンドノートPCが、この「LAVIE Note NEXT」です。
本体は過度な丸みや流線形を排除し、本物のパソコンらしさを体現したスクエアデザインを採用。10.6秒でのOS高速起動、電源ボタンと統合した指紋認証、徹底的にノイズを低減した静音キーボードなど、「ユーザーが本当に使いやすいPCとは何なのか」を追求し続けるNECの哲学が感じられます。
ディスプレイは輝度を上げても原色がくっきり鮮やかに表示されるスーパーシャインビューLED IPS液晶を採用。サウンドはリアルな臨場感を演出するヤマハ AudioEngine。本体カラーはグライスブラックシルバー、グレイスホワイト、グレイスゴールドの3色展開です。
直販サイトではCPUグレードや、メモリ容量、HDD容量、光学ドライブなどのカスタマイズにも対応します。趣味であれ仕事であれ、妥協のないハイスペック環境を求めるユーザーにオススメしたいPCです。
製品名 | LAVIE Note NEXT NX850/JA |
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量販店価格※3月20日時点 | 200,550円前後(税込) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-8550U(1.8~4.0GHz) |
メモリ | 8GB |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
ストレージ | SSD 128GB + HDD 1TB |
光学ドライブ | BD |
ディスプレイ/タッチパネル | 15.6型(1,920×1,080)/― |
有線LAN | ― |
無線LANとBluetooth | IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1 |
センサー | 指紋(Hello対応) |
主なインタフェース | USB 3.1(Type-C)×1(USB Type-C 3A給電対応)、USB 3.0×2(内1ポートはパワーオフUSB充電対応)、HDMI出力×1、92万画素Webカメラ、ヘッドホンマイクジャック×1、SD(SDHC、SDXC)メモリーカードスロット×1 |
バッテリ駆動時間 | 7.3時間 |
本体サイズ/重量 | W361×D243×H25mm/約2.3kg |
本気で持ち歩ける15.6型を探すなら - LGエレクトロニクス・ジャパン「LG gram 15Z980」
本体の素材に耐久性に優れたマグネシウム合金を採用したフルメタル仕様と、15.6型でありながら1,095gの超軽量を両立。米国国防総省が制定したMIL規格(MIL-STD-810G)に準拠する質実剛健なハイエンドノートです。
本体カラーは白とダークシルバーの2色展開で、ディスプレイ周辺のベゼル部だけ黒くしたモノトーンのデザイン。そのベゼルは、フレーム幅をギリギリまで狭めたスーパースリムベゼルとなっています。ディスプレイはIPSパネルを採用。sRGBの色域を96%以上カバーし、正確さの求められるカラーマネジメントにも適しています。
バックライト内蔵のキーボードは、15.6型ならではのテンキー付き。前モデルでは英語キーボードでしたが、本モデルからは日本語キーボードを標準採用しています。
バッテリー駆動時間が連続約23時間と同クラスの中ではピカイチなのも注目! 据え置きだけで使いがちな15.6型を、外にもしっかり持ち出したいというユーザーには、うってつけの製品といえるでしょう。
製品名 | LG Gram 15Z980-GA77J |
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量販店価格※3月20日時点 | 210,200円前後(税込) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-8550U(1.8~4.0GHz) |
メモリ | 8GB |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
ストレージ | SSD 512GB |
光学ドライブ | ― |
ディスプレイ/タッチパネル | 15.6型(1,920×1,080)/― |
有線LAN | 100Base-TX/10Base-T(USB Type-C/RJ45変換コネクタ利用 |
無線LANとBluetooth | IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1 |
センサー | ― |
Webカメラ | 92万画素 |
主なインタフェース | HDMI出力×1、USB Type-C×1、USB 3.0×3、ヘッドホン出力×1、microSDメモリーカードスロット×1 |
バッテリ駆動時間 | 23時間 |
本体サイズ/重量 | W357.6×D228.4×H16.8mm/1.095kg |
上品とは何かを教えてくれる全方位マシン - 富士通「LIFEBOOK AH77/B3」
ベゼル幅を従来の17.5mmから7.75mmまで狭くして、より洗練されたデザインに一新した、AHシリーズのハイスペックモデルです。本体カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色展開。キーボードやパームレスト部のカラーが本体と揃えられており、優れた上質感を醸しています。ラグジュアリーでありながら、高齢者から若年層まで男女とも無理なく使える上品さは大きな魅力です。
キーボードにこだわりがある富士通は、指にフィットする球面キートップや、三段階押下圧、あるいは日本語入力システム「ATOK 2017 for Windows」を従来から変わらず搭載。キーボード下の板金のネジ止めを補強することで、キー入力でたわむことのない快適な打鍵感を実現しています。また、最新のWindows Mixed Realityにも対応。
このほか、ハイレゾ音源が再生可能です。CD音質の音源をリアルタイムでハイレゾ相当の音質にアップサンプリングして再生する「CurioSound for FUJITSU」も装備。「パソコンで聴く音」の認識を一変する、音にこだわるユーザーには是非振り向いて欲しい一台です。
製品名 | LIFEBOOK AH77/B3 |
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量販店価格※3月20日時点 | 194,200円前後(税込) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-8550U(1.80~4.00GHz) |
メモリ | 8GB |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
ストレージ | SSD 128GB + HDD 1TB |
光学ドライブ | BD |
ディスプレイ/タッチパネル | 15.6型(1,920×1,080) ― |
有線LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応 |
無線LANとBluetooth | IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1 |
センサー | 指紋(Hello対応) |
主なインタフェース | USB 3.1(Gen1) Type-C×1、USB 3.0 Type-A×2(内1ポートはパワーオフUSB充電対応)、USB 2.0 Type-A×1、HDMI出力×1、LAN(RJ-45)×1、92万画素Webカメラ、ヘッドホンマイクジャック×1、SD(SDHC、SDXC)メモリーカードスロット×1 |
バッテリ駆動時間 | 7.5時間 |
本体サイズ/重量 | W361×D244×H27.1mm/約2.3kg |
機能と性能のバランス良し、長く使える1台 - 東芝クライアントソリューション「dynabook T95/F」
16GBの大容量メモリが目を引くdynabook Tシリーズの最上位モデル。本体カラーはプレシャスブラックとサテンゴールドの2色です。
オンキヨーと共同開発した2Way4スピーカーを新搭載。本体底面の左右に低音と高音のスピーカーを1台ずつ配置し、迫力を増す低音とクリアな高音を両立しました。DTS Soundも加えた3社のコラボによる「dynabookサウンドエンジン」により、透明感のある上質なサウンドを楽しめます。
超解像技術「レゾリューションプラス」や、階調表現を最適化して白飛びや黒潰れを抑える「HDRビデオのストリーミング」を引き続き採用。IPS液晶の美しさを活かしており、リッチな音と映像が堪能できます。最新のWindows Mixed Realityにも対応します。
ACアダプタは従来から小型軽量化して約140gになりました。L字型プラグの新採用で接続時のPC周りもスッキリ。バッテリーは脱着式で、予備バッテリーが利用でき、経年劣化した場合もユーザー自身で簡単に交換できます。長く使いたいユーザーは注目したいポイントです。
製品名 | dynabook T95/F |
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量販店価格※3月20日時点 | 221,200円前後(税込) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-8550U(1.80~4.00GHz) |
メモリ | 16GB |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
ストレージ | SSD 512GB |
光学ドライブ | BD |
ディスプレイ/タッチパネル | 15.6型(1,920×1,080)/― |
有線LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応 |
無線LANとBluetooth | IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.0 |
センサー | 指紋(Hello対応)、顔(Hello対応) |
主なインタフェース | USB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI出力×1、LAN(RJ45)×1、92万画素Webカメラ、ヘッドホンマイクジャック×1、SD(SDHC、SDXC、MMC)メモリーカードスロット×1、セキュリティロック・スロット×1 |
バッテリ駆動時間 | 7.0時間 |
本体サイズ/重量 | W379×D258×H23.7mm/約2.4kg |
シンプルで美しい、ビジネスで使う15.6型ノートPCならコレ - VAIO「VAIO S15」
ビジネス用途が中心になるのであれば、「VAIO S15」(2017年9月モデル)は有力な選択肢の1つになるでしょう。出張先に持って行くときなど、その場その場の環境できっちり活用できるよう、光学ドライブやインターフェイス周りが充実しているのが特長となっています。
有線LAN(RJ45)ポートだけでなく、いまや搭載PCの減ってきたD-Sub15ピンを標準搭載。旧型の外部ディスプレイやプロジェクタにもアダプタなしで接続できます。さらにセキュリティーロックスロットを新たに搭載しました。
基本性能ももちろん充実。従来機から新たに無線LANの11ac規格に準拠し、複数の端末で接続した時の速度低下を低減するMU-MIMO技術も搭載します。映り込みの少ないアンチグレア液晶は、上下左右各85度の広視野角を確保。外周のベゼル部にはシボ加工を施し、目の負担となる光の反射を抑えています。
なお、店頭モデルのカラーはブラック、シルバー、ホワイトの3色展開で、カスタマイズモデルではピンクも選べます。
製品名 | VAIO S15 |
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量販店価格※3月20日時点 | 186,620円前後(税込) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-7700HQ(2.80~3.80GHz) |
メモリ | 8GB |
グラフィックス | Intel HD Graphics 630 |
ストレージ | HDD 1TB |
光学ドライブ | BD |
ディスプレイ/タッチパネル | 15.5型(1,920×1,080)/― |
有線LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応 |
無線LANとBluetooth | IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1 |
センサー | ― |
主なインタフェース | USB 3.0×3(内1ポートはパワーオフUSB充電対応)、HDMI出力×1、LAN(RJ45)×1、D-Sub15ピン×1、92万画素Webカメラ、マイク入力×1、ヘッドホン出力×1、SD(SDHC、SDXC)メモリーカードスロット×1 |
バッテリ駆動時間 | 5.2時間 |
本体サイズ/重量 | W380.3×D260.8×H25.1mm/約2.5kg |