西武鉄道は19日、同社の101系1編成をデビュー当時の塗装色である「イエロー×ベージュ」のツートンカラーに変更して運転すると発表した。3月24日から4月6日まで多摩湖線(国分寺~西武遊園地間)、4月18日以降は多摩川線(武蔵境~是政間)で運転される。

  • 西武鉄道101系デビュー当時の塗装色が復活(写真は西武鉄道提供)

新たに登場する「イエロー×ベージュ」のツートンカラーは、多摩川線開業100周年イベントのアンケートで「赤電色」(レッド×ベージュ)の次に復活を希望する意見が多かったという。要望に応え、デビュー当時の塗装色を再現した101系が1編成導入され、多摩湖線では3月24日から4月6日まで、多摩川線では4月18日から当面運転とされた。

101系はおもに多摩川線・多摩湖線ワンマン運転区間で活躍する通勤車両(4両編成、1両あたり片側3ドア)。昨年、多摩川線武蔵境~白糸台間の開業100周年にともない、記念イベントの一環で「伊豆箱根鉄道コラボレーション色」(伊豆箱根鉄道1300系と同色)の101系が登場した。その後、イベント中のアンケート結果をもとに、西武鉄道701系のデビュー当時のカラー「赤電色」(レッド×ベージュ)を再現した101系も運転されている。

  • 多摩川線を走る101系「赤電色」の編成(2018年2月撮影)

なお、「赤電色」の編成は多摩川線、「伊豆箱根鉄道コラボレーション色」の編成は多摩湖線で当面運転(予定)とされ、今回の発表でも「赤電、伊豆箱根鉄道コラボレーション色電車も引き続き運転します」とのことだった。