22日に最終回を迎えるテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』(毎週木曜20:00~)の最終回スペシャル試写会がこのほど、都内で行われ、終了後には主演を務める女優の沢口靖子によるトークショーがが開かれた。
京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、専門技術を武器に事件の解明に挑む姿を描く同作は、1999年10月にスタートし、現在「sesaon 17」に突入。先週の15日放送回で通算200回に到達した。
約4,000人の応募から選ばれた『科捜研の女』ファン70人の前に登場した沢口は、「みなさまこんにちは。科捜研の榊マリコです。こんな大きなスクリーンで最終回スペシャルをご覧いただけて感激です」とあいさつした。
最終回の撮影について「充実感といますか、手ごたえ感というのがありました」と語った沢口。最終回は近藤正臣演じる天才活動家との対峙が大きな見どころとなっており、「まるで取調室というリングの上の頭脳戦・心理戦はとってもスリリングで面白かったです。取調室のシーンはかなりの長回しでしたね。そのシーンを撮り終えた日の夜は興奮してなかなか眠れなかったほどです」と振り返った。
また最終回には、「sesaon 17」の第1話で登場した中川大志演じる民間の鑑定人・江藤壱も登場。沢口は「久しぶりにご出演いただいてキャスト全員で大歓迎しました。中川さんもまたぜひ戻りたいと思ってくださっていたそうで、ほんとにすごくうれしいと言ってくださったんです」と明かした。
さらに本編に登場する「衝撃的なマリコのワンカット」の中で最も思い出に残ったシーンを問われ、今月8日に放送された第16話の、水槽のフグを見ながらマリコも頬を膨らませるシーンを挙げた沢口。「なんでマリコが頬を膨らませるんだろうかと。でも脚本を読み返したら、ポップな世界観に魅了を感じて思い切って飛び込んでみました」と役作りの苦労を明かすも、「この表情が意外と好評でした」と安心した表情を見せた。
99年からスタートした『科捜研の女』シリーズについて沢口は、「振り返ってみると長い道のりでした。30代半ばに出会った大好きな作品にこんなに長く携わることができて、そしてみなさんにこんなに長く愛される作品に育てていただいて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と語っていた。