ドコモ・ヘルスケアはこのほど、「男女の妊活の知識に関する調査」の結果を明らかにした。同調査は2月24日~25日、20~40代の妊活経験者男女618名を対象にインターネットで実施したもの。

  • 妊活を希望したのは、女性・男性のどちらですか?

    妊活を希望したのは、女性・男性のどちらですか?

妊活を希望したのは女性・男性のどちらであるか尋ねたところ、最も多いのは「お互いに」(51.3%)だった。次いで「女性から希望」(41.4%)となっている。「男性から希望」「パートナーに伝えずに妊活を行っている」はそれぞれ3%台で少数派だった。

夫婦間で妊活に対する温度差はどのように感じるか聞くと、女性は51.8%、男性は9.4%が「自分の方が温度は高い」と回答した。「相手の方が温度は高い」と感じる女性は4.2%、男性は28.8%となっており、女性の方が温度が高い傾向が見られた。

  • 夫婦間で妊活に対する温度差はどのように感じますか?

    夫婦間で妊活に対する温度差はどのように感じますか?

妊活で重要だと思うことについて聞くと、男女ともに最も多いのが「夫婦生活のタイミング」、2位が「健康的な体づくり」、3位が「年齢」だった。

男女別でみると、男性は「夫婦生活のタイミング」「年齢」「生理周期の把握」など直接的なものを女性より重視している。一方、女性は「ストレスを溜めないこと」「体を温めること」など、間接的なことに関して男性より重視していることがわかった。

  • 妊活で重要だと思うこと

    妊活で重要だと思うこと

排卵日前が最も妊娠しやすいタイミングであることを知っているか聞くと、82.4%が「知っている」と答えた。 女性は87.7%、男性は77.0%が「知っている」と答えている。

女性の卵子は年齢が上がると老化して数が減っていくということを知っているか尋ねたところ、男女とも認知率は85%以上だった。女性は95.8%が、男性も87.7%が「知っている」と回答している。

  • 女性の卵子は年齢が上がると老化して数が減っていくというこ とを知っていますか?

    女性の卵子は年齢が上がると老化して数が減っていくということを知っていますか?

男性の精子は毎日新しく作られることを知っているか聞くと、79.3%の男性が知っていたのに対し、女性の認知率は73.8%だった。不妊の原因の約半数は男性にあることを知っているか尋ねたところ、女性の30.1%、男性の32.0%が「知らない」と答えた。

産婦人科専門医で医学博士の宋美玄先生によると、妊活中、温度差のあるカップルは多いという。しかし、男女で温度差が出てしまうのは仕方がないとのことで、男性には「温度差を感じさせない努力」が必要で、「妊活中の女性は心も体も負担になりやすい。そんなときは、男性が女性に共感してあげることが一番です」とコメントしている。