マイナビは3月15日、「2019年卒 マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」の結果を発表した。調査期間は2018年1月29日~2月19日、調査対象は2019年卒の大学生・大学院生、有効回答は4,466人。

インターンシップ参加率は8割弱

インターンシップに応募や申し込みをした経験のある学生は前年比10.3ポイント増の90.7%、参加率は同13.5ポイント増の78.7%。共に前年比10ポイント以上増加し、インターンシップの浸透が顕著にみられた。

  • インターンシップ応募および参加率

インターンシップ以外の就活準備を開始した時期を、「昨年9月以前」「昨年10月以降」で比べたところ、「10月以降」が61.9%を占めたものの、「9月以前」との回答は38.0%と、前年より5.8ポイント増加し、今年は就活準備を早い段階から開始した学生が多いことがわかった。

就活準備を行おうと思った理由を聞くと、「不安を少しでも減らすため」が30.9%、次いで「早く就職活動を始めなければという焦りがあった」が25.4%との結果に。また調査時点では「就活準備が十分にできていない」と感じる学生が約半数の48.6%を占めた。

売り手市場といわれているものの、短期集中型の活動スケジュールや、入社したい企業に入れるのかなどの不安や焦りから、早い段階で就職活動準備を開始する学生が増えたことが理由と考えられる。

企業選びで最も注目するポイントは、前年4位だった「福利厚生の充実」が同2.8ポイント増の14.3%で首位。以下、「人間関係」が13.8%、「経営の安定」が13.1%と続いた。