米Googleは3月15日 (現地時間)、スマートウォッチ向けOSの名称を「Android Wear」 から「Wear OS」に変更、公式サイト「Wear OS by Google」を開設した。3月22日〜27日にスイスのバーゼルで開催される時計・宝飾の国際見本市「Baselworld」で、スマートウォッチの新製品が数多く登場する予定で、それに先だってGoogleの今日のビジョンを反映した名称に改めた。
Android Wearは、Androidをベースにしたスマートウォッチ用OSとして2014年に登場。Android Wearウォッチは当初、Androidスマートフォンのコンパニオンデバイスだったが、2015年にはiPhoneと組み合わせた使用も可能になった。また、2016年に登場したAndroid 2.0でスタンドアローンアプリを実現、単独のWi-Fi通信やLTEを含むセルラー機能など通信オプションの拡充によって、Android Wearウォッチを単独で使用できるようになった。そうしたAndroidに限定されない同社のスマートウォッチ向けプラットフォームの可能性を伝えられるように「Wear OS」に改称した。Googleによると、Android Wearウォッチ利用者の3人に1人はiPhoneで使用しているそうだ。