ティアックは3月14日、アナログとデジタルが融合したダブルカセットデッキ「W-1200」を発表した。3月下旬より発売する。価格はオープンで、直販価格は税込53,784円。

  • W-1200

ワンウェイ(片道走行)カセットメカを2基搭載したダブルカセットデッキ。カセットデッキのアナログ技術と、最新のデジタルオーディオ技術が融合しており、多彩な録音/再生機能を備える。

カセットメカ部は、2つのカセットを入れ替えながらの録音 / 再生が可能で、ノイズリダクションシステム(Dolby B NR相当)により、再生時のテープヒスノイズを低減。4秒間、もしくは無音録音部分を任意の秒数で入れられる「REC MUTE 機能」も搭載する。

録音機能は、テープ1からテープ2へワンタッチ複製が可能な「ワンタッチダビング機能」、音声を2本のテープに同時録音する「パラレル(同時)録音機能」などに対応。テープとマイク、マイクと外部機器などの音声をミキシングする機能も備える。そのほかにも、タイマー再生/録音機能、リピート再生機能(最大20回再生後に停止)、±12%のピッチコントロール機能などが利用できる。

カウンターなどはFLディスプレイにデジタル表示され、テープカウンター「0000」に移動できる「RTZ(Return to Zero)機能」などもサポートする。録音/再生可能なテープは、ノーマルテープ(タイプⅠ)、クロームテープ(タイプII)、 メタルテープ(タイプIV)は再生のみ。

音声入出力インタフェースは、アナログライン入出力端子、6.3mmステレオ標準ヘッドホン出力端子。USB 2.0の出力ポートも備え、PCを使ってデジタル録音も可能。本体サイズはW435×D285.8×H145mm、重量は4.1kg。専用リモコンが付属する。