シャープは3月15日、ペン型スキャナー「ナゾル2」を発表した。紙に書かれた単語をなぞると、本体の液晶にその意味が出てくるペン型スキャナー「ナゾル」の第2弾。英語モデル「BN-NZ2E」と中国語モデル「BN-NZ2C」を用意し、推定市場価格はBN-NZ2Eが16,000円(税別)、BN-NZ2Cが18,000円(税別)。発売は4月19日。
ナゾルは、国語辞典を内蔵した国語モデル、英和辞典を内蔵した英和モデル、和英辞典を内蔵した和英モデルの3機種を展開。ナゾル2では、英和辞典と和英辞典を内蔵した「英語モデル」(BN-NZ2E)と、日中辞典と中日辞典を内蔵した「中国語モデル」(BN-NZ2C)の2機種を用意した。ナゾルとナゾル2は、今後も併売していく。
ナゾル2では、英語や中国語を学習する人の「発音を知りたい」というニーズを汲み、調べた言葉を発音する機能を備えた。読み方のわからない中国語も、ナゾル2でスキャンすれば液晶に意味が表示され、発音も教えてくれる。単語帳機能も搭載し、気になる単語を100語まで登録可能だ。
ナゾルでは、ペン先端の上部に文字読み取りセンサーが付いており、鉛筆やペンのように斜めに持って、ペン先のやや上部に文字を当ててなぞる構造だった。ナゾル2では、文字読み取りセンサーをペン先の中央に配置。ペン先の真ん中に文字を合わせてなぞれば文字を読み込めるようになった。また、紙とナゾル2を垂直にしてなぞれるように、ペン先を平べったい形に刷新している。
このほか新たに、誤認識文字変更機能も追加。たとえば、文字を誤認識した場合、その文字と考えられる第2候補、第3候補を画面に表示してくれる。本体サイズはW36×H166.5×D25mm、重量は約90g。電源は単四形アルカリ乾電池×2か、microUSBによる給電。単四形アルカリ乾電池×2で、約25日使える。