日立アプライアンスは、2月に発表したロボット掃除機「minimaru」シリーズの「RV-EX20」と、大容量冷蔵庫「真空チルド」の「R-HW」シリーズに関する説明会を実施しました。なぜロボット掃除機と冷蔵庫の説明会を同時に? と思う方もいるかもしれませんが、それは2製品が同日に発表されたものだからです。
小さくても掃除性能は一流! RV-EX20
RV-EX20は、minimaruシリーズ初のWi-Fi対応モデルで、推定市場価格は12万円前後(税別)。最大5台のスマートフォンとつながり、専用アプリを利用することで、外出先からも操作できます。自宅にいれば、アプリをリモコン代わりにして、ロボット掃除機を操作できる点も便利!
ですがRV-EX20の真骨頂は、その小ささと清掃能力。本体サイズがW250×H92×D250mmとコンパクトで、それなりに狭い隙間にもすいすい入ります。デモンストレーションでは、動物の毛をばらまいたカーペットと、白い粉をばらまいたフローリングを掃除してくれました。おいおい、こんなに汚れていて、大丈夫かい!?
RV-EX20が掃除をはじめて2分ほどたつと、カーペットに絡まった毛やフローリングの白い粉はすっかりなくなりました。本体裏面のロールブラシがペットの毛をしっかりと巻き込み、絡めとります。大きめのロボット掃除機では、部屋の角にサイドブラシが届かず、角にたまった汚れが掃除できないことがあるのですが、RV-EX20はしっかりと角の汚れまでかきだしてくれました。
ただし、他社のロボット掃除機の上位モデルに備わっているマッピング機能はありません。マッピング機能とは、ロボット掃除機に搭載されたセンサーやカメラが部屋の大きさ、障害物、自分の位置を認識し、部屋のマップを作る機能。なんでRV-EX20にはマッピング機能がないんだ! と筆者、日立アプライアンスの開発者に吠えます。
マッピング用のセンサーやカメラを搭載すると、本体サイズはどうしても大きくなり、価格も高くなります。日立アプライアンスの開発者は、minimaruは「小ささ」と「掃除性能」にこだわっているため、マッピング機能は省いていると答えてくれました。
RV-EX20では、部屋の大きさや家具配置に合わせて走行モードを「壁ぎわ走行重視」、家具や障害物が少ない部屋向きの「反射走行重視」、障害物が多い部屋向きの「脚周り走行重視」を選べます。これらのモードをうまく組み合わせ、快適なロボット掃除機ライフを満喫しましょう。
ちなみに筆者、4月から一人暮らしを予定。かわいいminimaruが毎日お出迎えしてくれたら……。実家で飼っているペットロスに悩まされることもなくなりそうです。