小倉智昭キャスター(70)らが14日、フジテレビ系情報番組『とくダネ!』(毎週月～金)で、タレント・稲村亜美(22)が中学生に取り囲まれた問題についてコメントした。
稲村亜美
稲村は10日、神宮球場で行われたに日本リトルシニア中学硬式野球協会関東連盟の開幕式に出席。稲村のもとに数千人の中学生が殺到し、ネット上では心配の声と共に中学生や運営側への批判が噴出したが、稲村は13日に所属事務所の公式サイトを通じて、「私自身に怪我はなく押しつぶされたような事もありません。ましてネットで一人歩きして書かれてるいような事(痴漢行為)は、ありませんでした」と集団痴漢・暴行被害を否定した。
番組では殺到する様子を捉えたYouTube映像が流れ、小倉氏は「中学生球児たちが何でこんな風になってしまったのか分からない」と首をかしげる。フジテレビ系『全力!脱力タイムズ』でもおなじみの犯罪心理学者・出口保行氏は「集団による責任分散」の群集心理を解説したが、小倉氏は「冷静に考えていくら集団心理が働いたとしても」と受け入れられない様子。
そんな小倉氏から意見を求められたコメンテーターの深澤真紀氏は「男子中学生の大会に女性タレントを呼ぶ始球式は必要だったのかな」と投げかけ、稲村の冷静なコメントを"神対応"と持ち上げることに苦言も。「子どもだからそう言うしかなかったと思います」と同情し、「これは暴力であって、しかも性的暴力。スポーツマンなんですから本当に教えなければいけませんし、笑い事にできない深刻な問題」と主張した。
小倉氏も「かわいそうに。怖かったと思うよ」と同調。「監督責任問われてもしょうがない」と厳しい言葉で締めくくった。
