パーク24はこのほど、国土交通省が実施している「道路空間を活用したカーシェアリング社会実験」の対象ステーションとして東京都・新橋に道路上のステーションをオープンした。道路上に設置されるステーションは、国内にして2カ所目。
「道路空間を活用したカーシェアリング社会実験」とは、2016年12月20日より実施している国土交通省によるプロジェクト。地下鉄駅に近接した箇所に道路上のカーシェアリングステーションを設置することで、公共交通とカーシェアリングの連携強化による公共交通の利用促進の可能性を検証することを目的としている。
第1弾では、地下鉄大手町駅に近接した国道1号の道路上に小型モビリティによるカーシェアリング用のステーションを設置したところ、その有用性が確認されたという。
第2弾として実施される今回のステーションの設置は、業務等の利用者が多いといった地下鉄大手町駅とは立地特性の異なる場所によるさらなる検証となる。
同ステーションは、JR新橋駅から徒歩3分の国道15号の道路上に設置。大手町のステーションと同様に、2015年4月から実施している超小型EVによるワンウェイトリップ方式のシェアリングサービスの実証実験「Times Car PLUS×Ha:mo」の1ステーションとして運用する。
「Times Car PLUS × Ha:mo」では東京都心部(千代田区・中央区・江東区など)を中心に車両約100台、約100のステーションを展開しているが、同駅周辺にはステーションがないため設置の要望が多く得ていたという。
利用料金は、基本料金が税込1,030円(法人と学生は無料)、ベーシックが税込206円/15分、プレミアムが税込412円/15分、カード発行料別途。プレミアムの利用には、事前講習(有料)が必要とのこと。