サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート『成功する糖質制限ダイエットのポイント4つ』を公開した。
糖質制限ダイエットや炭水化物抜きダイエットは、主食である米やパンをできる限り食べないようにするというダイエット法。シンプルで実践しやすいことに加え、効果が出るのも早いとされているため、挑戦する人も多いという。しかし、正しい糖質制限ができている人は意外と少ない可能性もあると指摘している。
糖質を摂取すると血糖値が上がり、すい臓からインスリンが分泌される。糖はエネルギーとして筋肉や臓器、脳などで使われるが、使われなかった糖は中性脂肪に変換される。これが糖の余剰によって体に脂肪がつく理由の一つである。
運動をすると脂肪の分解を助けるホルモンが分泌されるため、糖の余剰分が出ないように、運動などでエネルギーを消費するという考え方もある。しかし、インスリンがたくさん分泌された状態にあると、脂肪の分解を助けるホルモンの働きが阻害されるという。
このような状態にならないためには、血糖値の急上昇を抑えるために糖質の摂取量を適切にすることが重要となってくる。同サイトでは、糖質の摂取量を「適切にオフにする」方法と押さえておきたいポイントを紹介している。
1点目は「糖質はゼロにしなくてよい」。糖質の摂取量ゼロを目指す必要はなく、1食あたり糖質20~30g前後と一定量の糖質を摂取することが大事としている。一定量を摂取すればダイエットが促され、健康的にやせることにもつながるという。
糖質20~30gは、白米の場合は70~80g(茶碗半分ほど)、パンなら食パン6枚切り1枚で摂取できる。糖質の高い野菜や煮物など砂糖を使った献立のときには、主食はそれより減らすことを心掛けるとよいという。
2点目は「高糖質の野菜に注意すること」。さつま芋・じゃが芋、里芋などの芋類全般やかぼちゃ、にんじん、とうもろこし、れんこん、ごぼう、グリーンピース、空豆、にんにく、ゆりねなど、水分の少ない野菜は高糖質な傾向にあるため、食べすぎには注意が必要だという。
3点目は「フルーツは食べる時間に注意する」。フルーツに含まれている糖質の中で最も大きな比率を占める「果糖」は、過剰摂取すると中性脂肪の蓄積を招くとされている。そのため、フルーツを食べる場合は「吸収」の時間帯である夜よりも、「浄化・排泄」の時間帯である朝のほうがよいとのこと。
4点目は、「炭水化物をしっかり食べたいときはGI値の低いものを摂取する」こと。白米よりもGI値が低い玄米や雑穀を混ぜた米を選ぶことで、ダイエットは成功に近づくという。
さらに詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事『成功する糖質制限ダイエットのポイント4つ』で解説している。