フィッシング対策協議会はこのほど、同協議会に寄せられた2018年2月のフィッシング報告件数と、フィッシングサイトのURL件数などを公開した。2018年2月に寄せられたフィッシング報告件数は、2018年1月より42件減少し、836件となった。フィッシング報告件数は、直近1年で最も多かった2017年11月の1,396件をピークに、3カ月連続で減少している。
フィッシングサイトのURL件数は、1月より111件増加し648件。URL件数は、2017年9月を境に4カ月連続で減少していたが、増加に転じた。フィッシングに悪用されたブランド件数は、前月より5件増加し、直近1年では最多の30件となった。
フィッシング対策協議会によると、報告件数は減少したものの、複数のクレジットカードブランドをかたるフィッシングや、サービスの不正利用を口実にしたフィッシングなど、手口は多様化しているという。もともと英語で拡散していたフィッシングメールが、国内ユーザーを狙って日本語に変わった事例もあったといい、フィッシング対策協議会は注意を促す。
最近のフィッシングの手口は巧妙で、注意していても騙されてしまうことがあるかもしれない。そこで筆者は先日フィッシング対策協議会を尋ね、フィッシングを見破るコツを聞いてきた。「騙されてしまうかも……」と不安な方は、こちらも参考にしていただきたい。