英国のジャガー・ランドローバーはジュネーブモーターショーにて、世界初のフルサイズ・ラグジュアリーSUVクーペ「レンジローバー SV クーペ」を初公開した。全世界で999台のみ販売する特別なモデルとなる。

  • ランドローバー「レンジローバー SV クーペ」

「レンジローバー SV クーペ」は、レンジローバー史上最もパワフルな5.0リットルV8スーパーチャージャーエンジンを搭載。最高出力は565PSに達する。ツインスピード・トランスファー・ボックスを搭載したフルタイム4WDシステムと、アクティブ・ロッキング・リア・ディファレンシャルにより、あらゆる路面で走行可能だ。

最低地上高は「レンジローバー」のスタンダード・モデルより8mm低くしており、さらに走行速度が65mph以上になると自動的に15mm車高を低くする。エアサスペンションは5つの設定が可能で、「アクセスハイト」の設定では通常の車高より最大で50mm低く、「オフロード1ライドハイト」の設定では通常より最大40mm高い。

エクステリアは、象徴的なフローティングルーフや途切れのないウエストラインと引き締まったテールから、ひと目でレンジローバーとわかるスタイリングに。電動で閉まるドアやフレームレスなウィンドウガラスなど、特別モデルならではのユニークな特徴も備える。

インテリアにはシートヒーター&クーラー付きの20ウェイ電動調整式フロントシート、10ウェイ電動調整式リアシートを備える。シート表皮は特別に選定したセミアニリンレザー。装備面では、144個のLEDを搭載したピクセルレーザーLEDヘッドライトおよび4つのレーザーダイオードを用いた「レーザー・サプルメンタリー・ハイビーム」を装備した。標準LEDの5倍の照度をもち、時速80km/h以上で走行時、対向車のライトが無い状況では、500m以上先の視認性を確保する。