iOS 11では、ロック状態のときに表示される「ロック画面」と受信した通知をまとめて表示する「通知センター」が統合されました。ロック解除することなく通知の見出し部分を見ることができますから、メールやSNSのさわり部分を確認するには格好の機能といえます。
いわば"パッと見れば急ぎの用事がわかる"機能ですが、同じアプリからの通知が立て続けに届いた場合、その通知で画面が埋め尽くされてしまいます。LINE(メッセージ)のように短い間隔でどしどし通知が届くアプリを利用していると、画面をスクロールしなければほかのアプリからの通知を見逃してしまうかもしれません。
そんな場合、『設定』→「通知」の順にタップし、対象とするアプリの画面を開いてiOS 11で追加されたオプション「履歴に表示」をオフにしましょう。そうすると、以降ロック画面にそのアプリの通知が表示されなくなります。ロック画面の中央付近から上方向へスワイプすると現れる「今日(そのほか)」にも表示されなくなるため、画面が同じアプリの通知で埋め尽くされるという事態は防げます。
なお、「履歴に表示」オプションは、対象のアプリからこれまで届いた通知(未確認のもの)を表示する機能です。このオプションがオフのとき、iPhoneがスリープ中に受信した通知については、新着分だけがロック画面に表示されることになります。一度通知を表示してしまうと新着扱いされないため、ロック解除後すぐにスリープさせると通知の到着を見逃してしまうことになりますから、注意しましょう。