タレントの高田純次が、テレビ朝日系ミステリードラマ枠『日曜ワイド』(毎週日曜10:00~)で11日に放送される新作『刑事・横道逸郎』で主演を務める。
このドラマは、高田演じる遊軍刑事の横道逸郎が、飄々とした語り口で相手を翻弄し、自白を引き出して事件の謎を解明していくというもの。横道は「なぜ殺したのか」「この時間、どこにいたのか」と聞くのではなく、普段の高田と同じくように「私、イタリア語がペラペラなんですよ。意味はわからないんですけどね」「ところであなたのスリーサイズは?」などと相手が予想しない方向から言葉を投げかけ、コミュニケーションをはかる。
高田は「70歳になりましたが、この年齢で主演のお仕事をいただけるのはうれしいこと!」とドラマ主演について喜びを語る。今回のドラマでは長ゼリフもあったようで、「ボケ防止になるなぁ」とも。
普段の高田同様、予想外の方向から言葉を投げかける横道について、「一般的には、横道より王道を行った方が目的地には早く着いたりするんだけど、横道に逸れるのも悪くないよね(笑)」と共感するも、「僕はちゃらんぽらんだから、彼の方がマジメな男だね!」と振り返った。
■高田純次 コメント 横道は昼行燈だけど、僕はちゃらんぽらんだから、彼の方がマジメな男だね! 僕は70年間、生きてきてまだ本物の刑事さんに会ったことがないんだけど、刑事はちゃらんぽらんでは務まらないものね。逮捕するときに、「つかまえちゃったよぉーん!」なんて言うわけにはいかないからさ(笑)。まあ、人情派の刑事として横道逸郎をあたたかく受け止めて下さればと思います。
70歳になりましたが、この年齢で主演のお仕事をいただけるのはうれしいこと! 70歳になると運転免許証だって、高齢者講習を受けないと更新できないんだからね。今回は長ゼリフもあったのですが、必死でこなしましたよ。ドラマはセリフを覚えないとハナシにならないわけだから、ボケ防止になるなぁ。もうトシなのでなかなかまとめて覚えるのは大変なのですが、トイレに入ったときや車に乗ったときなど、何か違うことをやりながらシーンとセリフを覚えるようにしています。アドリブはほとんど入れないけど、下ネタは5回ぐらい盛り込んでみました。どうせカットされるとは思いますけど(笑)。
一般的には、横道より王道を行った方が目的地には早く着いたりするんだけど、横道に逸れるのも悪くないよね(笑)。この作品は、ストーリー的にもなかなか面白いミステリーに仕上がったと思います。メガネの奥でキラリと光る、横道の目をぜひ見てほしいですね!