プロ野球・巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏が、日本テレビの単発番組『82歳、長嶋茂雄の今』(10日10:30~11:25 ※関東ローカル+一部地域で放送)で、盟友・王貞治氏、稲葉篤紀侍JAPAN監督と対談する。
長嶋氏の今に密着する同番組で、昨年3月の放送に続く第2弾となる今回は、巨人のユニフォームを着た"ON対談"が実現。長嶋氏が「やっぱり王さんっていうのは体が良いし、やっぱりバッティングが素晴らしい」と印象を語ると、王氏は「長嶋さんはすごいヒーローだったから、実際にお会いできた時は本当にうれしかった」と振り返る。
また、互いの印象に残るホームランを聞かれると、王氏は「長嶋さんが引退試合でちゃんとホームラン打ったんですよ。あのホームランを見て『何でやめちゃうの?』って思ったホームランでしたよ」と述懐。
長嶋氏は「王さんのホームランの角度は、他の選手にはない角度をもっているんです。角度は45度。良い角度でグワ~と伸びていく。45度の角度というのは、難しいんです。40度とは違うんです。45度という良い角度の何とも言えないホームランだという気持ちを強く持っています」と、何度も"45度"の素晴らしさを強調する。
そして長嶋氏が「よく言うONね。その文字が野球人生の中で、一番何とも言えない大きな力になったと思っています」と、盟友との関係を噛み締める場面も。時折、長嶋氏の手に王氏自らが手を添えながら話す姿も見られる。
また、稲葉監督との対談では、2020年東京五輪への思い、そして2004年アテネ五輪を目前に長嶋氏が病に倒れた当時のことを「病に倒れて、周りもドクターも『無理だ』と言われましたが、『俺は行く』と思っていて、倒れて2~3週間後には走る気持ちがあった。『俺は行く』と最後まで言っていたが…」と明かす。