村上農園はこのほど、「食事と仕事に関するアンケート調査」の結果を明らかにした。同調査は1月22日~24日、首都圏一都三県に住む20~50代の働く男女400名を対象にインターネットで実施したもの。
自身の食事について、バランスよく栄養が摂(と)れていると思うか尋ねたところ、合計で34.3%が「そう思う」または「ややそう思う」、同35.6%が「あまりそう思わない」または「そう思わない」と答えた。
「あまりそう思わない」「そう思わない」と答えた人にその理由を聞くと、「外食や中食(コンビニ食・惣菜購入など)ばかり」(35.2%)という回答が最も多かった。次いで「忙しくて栄養バランスまで考慮している時間がない」「栄養バランスよりも食費を安くすることを優先している」(各33.8%)が多い。
自分の仕事にやりがいや楽しさを感じているか尋ねると、前項で「バランスよく栄養が摂れている」と回答した人は、「いつも感じている」もしくは「時々感じている」と答えた割合が64.9%だった。一方、バランスよく栄養が摂れていると思わない人では43.6%と低くなっている。
また、仕事の成果(自己評価)についても聞いたところ、周囲よりも高い成果を出していると思う人は、バランスよく栄養が摂れていると思う人で65.7%、思わない人で38.0%となった。食事の栄養バランスは、仕事のモチベーションやパフォーマンスに影響を与える可能性があることがわかった。
厚生労働省の野菜摂取の推奨量は、一日あたり350gであるが、それを基準に「野菜を十分に摂っていると思うか」と尋ねた。その結果、バランスよく栄養が摂れていると思う人では、合計で60.5%が「十分摂っていると思う」または「まあまあ摂っていると思う」と回答した。
しかし、バランスよく栄養が摂れていると思わない人では、「不足気味だと思う」が47.9%、「かなり不足していると思う」が43.7%で、合わせると約9割が野菜不足を感じていることがわかった。
野菜が「不足気味だと思う」「かなり不足していると思う」と答えた人にその理由を尋ねたところ、48.5%が「野菜の値段が高いから」と答えた。次いで「野菜は調理に手間や時間がかかるから」(27.2%)、「野菜の調理レパートリーが少ないから」(25.7%)となっている。