ドイツのポルシェAGは、ジュネーブモーターショーにて電気駆動クロスオーバーユーティリティビークルのコンセプトスタディモデル「ミッションE クロスツーリスモ」を公開した。最高出力600PSを誇るオフロードモデルとなっている。

  • ポルシェ「ミッションE クロスツーリスモ」

  • ポルシェ「911 GT3 RS」

「ミッションE クロスツーリスモ」はオフロード仕様のスタディモデルで、全長4.95mのボディに四輪駆動システムを搭載する。バッテリーは800Vの急速充電ネットワークに対応し、すばやい充電が可能。メーターディスプレイはタッチスクリーンと視線追跡システムによる操作を実現している。

モーターは2つのパーマネントマネージメントシステムモーター(PSM)を備え、最高出力は600PS以上。0-100km/h加速は3.5秒以内、0-200km/hは12秒以内と、スーパーカー並みの動力性能を誇る。このようなフル加速を幾度か連続して行うことができる性能も備えているという。

「ミッションE クロスツーリスモ」は、2015年のフランクフルトモーターショーで披露された「ミッションE」をベースとしており、「ミッションE」の市販モデルは2019年にワールドプレミアとなる予定だ。

ポルシェはジュネーブモーターショーのもうひとつの目玉として、新型「911 GT3 RS」も出展する。排気量4.0リットル、最高出力520PSの自然給気エンジンを搭載し、リアアクスルステアリングを備えたシャシーには妥協のないチューニングが施されている。0-100km/h加速は3.2秒、最高速度は312km/h。