発売から間もなく3年を迎えるApple Watch。「利便性」というより、いつもの生活をちょっとだけ変えてくれる「サポーター」的な役割を担ってくれるもの、というのが、発売以来使い続けている私の実感です。あると便利! というより、気付くと何かを変えてくれていた、という感覚なんです。最近Apple Watchを購入した方、そしてこれから買おうかなと思っている方のために、私が感じた「Apple Watchが変えてくれたこと」をご紹介したいと思います。
iPhoneを手放して、自由な時間を増やそう
メールやLINEを確認したり、TwitterやInstagramを開いてみたり、写真を撮ったり電車の時間を調べたりと、考えてみると1日のうち何度iPhoneを手に取ってどれくらいの時間を費やしているのでしょう。デスクにいても、打ち合わせ中も、食事の時もiPhoneを手元に置いて、通知があればすぐ手に取り、気が散って仕事や勉強が進まなかったり、ついでに余計なものを開いて時間を無駄にしてしまうことも少なくありませんよね。便利なはずの文明の利器に縛られてしまい、スマホ疲れを感じることもしばしば。いっそしばらくスマホ断ちしたい、けど大事な通知を見落とすのは怖い……そんな状況を、Apple Watchがちょっと変えてくれるかもしれません。
デジタル機器が増えることで余計に縛られてしまうんじゃないの? とお思いかもしれませんが、逆だと言ったら意外でしょうか。
iPhoneとApple Watchは連携しているため、iPhoneに届いた通知は基本的にApple Watchにも届けることが可能です。しかし、届けるかどうかはアプリごとに設定を変更することが可能。大事な人からのメールやLINEの通知はApple Watchにも届くように設定し、後で確認すればいいものは届かないように設定しておけば、iPhoneに通知が来るたびに手に取らなくて済むようになります。これで、仕事や読書に集中したい時にはiPhoneを目の届かない場所に置き、なおかつ大事な通知はリアルタイムで見逃さないという環境が出来上がります。
やってみると、実際に大事な通知が届いても即時に返さなくてはならないものは意外と多くはないものです。大部分は内容をチラ見したら今やっていることに集中し、あとでまとめて返せばOK。ちょっとしたことのようですが、作業の手を止めずに済むことでけっこうな時間の効率化になるんです。
これ、小さなお子さんのいる親御さんにも好評なようです。iPhoneを子供に奪われてゲームやYouTubeに使われてしまったり、通知に気を取られてつい子供から目を離したり、ということを防げます。特に新しいApple Watch series 3のセルラーモデルなら、iPhoneを家に置いたまま出かけても通知や着信はちゃんと届くので安心です。物理的に、子供を抱っこしたり手を繋いだまま通知の内容を確認できるのも便利なのだとか。
逆に、本当に大事な通知は一瞬でも見逃したくない、という場合はもちろんApple Watchの本領発揮。iPhoneを常にマナーモードにしている方や、カバンの中に入れっぱなしで着信を見逃しがちな方の強い味方です。Apple Watchでも通話が可能なので、iPhoneをカバンから取り出している間に着信を取り損なうということも防げます。
ついでに、いつもなかなか通知に気づいてくれない人にApple Watchを使ってもらうのも効果的かもしれません。うちの母にApple Watchを持たせたら、LINEを送ったのに何時間も未読のままということがほとんどなくなり、コミュニケーションがスムーズになりました(笑)。