JR東日本は6日、2032年度末頃までに東京圏在来線の主要路線全駅にホームドアを整備する方針を明らかにした。
東京圏にある330駅のうち、現時点でホームドア整備が計画されている駅は70駅で、このうち32駅は整備済み。今後はベースアップを図り、おおむね15年程度で330駅すべてのホームドア設置を完了する計画としている。
計画によれば、2020年6月までを第1段階とし、山手線と京浜東北・根岸線を中心に整備済みの32駅を含む62駅を整備。第2段階として京浜東北線、根岸線、常磐緩行線、中央・総武緩行線(中野~西船橋間)、中央快速線(東京~立川間)、青梅線(立川~拝島間)、横浜線(東神奈川~橋本間)、南武線、埼京・川越線(池袋~川越間)のうち120駅程度を2020年7月から2025年度末にかけて整備する。残りの駅も2032年度末頃までに整備を完了する。
今後のホームドア整備においては、従来型のホームドアに加え、横浜線町田駅で試行している軽量で工期短縮可能な「スマートホームドア」も積極的に採用する考えだという。すでに計画を進めてきた京浜東北線では、新子安駅、鶯谷駅、上中里駅、東十条駅、蕨駅、与野駅、大宮駅にスマートホームドアを整備する。