発売から間もなく3年を迎えるApple Watch。「利便性」というより、いつもの生活をちょっとだけ変えてくれる「サポーター」的な役割を担ってくれるもの、というのが、発売以来使い続けている私の実感です。あると便利! というより、気付くと何かを変えてくれていた、という感覚なんです。最近Apple Watchを購入した方、そしてこれから買おうかなと思っている方のために、私が感じた「Apple Watchが変えてくれたこと」をご紹介したいと思います。
ちゃんと生活できているか、Apple Watchにみてもらおう
Apple Watchを使って生活が変わったなと最も感じるのが「アクティビティ」の機能です。付けているだけで毎日の活動量を記録してくれるので、その日にどれくらい動いたのか(動かなかったのか)一目瞭然なわけです。これ、わりとすごいことですよね。
活動量計としてはいろいろな製品が世に出されていますが、Apple Watchはそれ以前に「時計」なので毎日自然に身につけられるというのがポイント。成果表示が3色リングというわかりやすい表示なので、チラ見するだけでその日の活動状況が一目で確認でき、全ての記録が勝手にiPhoneに蓄積されるため過去の頑張り具合も一目瞭然。見える化ってモチベーションにつながるものです。それが毎日何の操作も必要なく、全て自動で記録されていくというのがまた大事。意識してやろうとすると、絶対に忘れたり面倒になったりしますからね。
私の場合はライターという職業柄、意識しないと一歩も外に出ないという日も珍しくありません。それを意識させてくれるのがこのリングなんです。リングが完成しないと「今日は運動不足だった」と如実に分かりますし、最近は「今日は素晴らしいスタートですね」とか「あと◯分歩くとリングが完成します」なんていうメッセージも表示されるようになりました。おかげで、軽いものではありますがウォーキングを継続することができています。
何にでも目標があるというのは大事で、ただ漠然と「身体を動かさなきゃ」と思っていた頃よりも、コンスタントに、毎日続けられていることを実感しています。
微妙に苦戦しているのが、1時間に1回以上立ち上がって歩いた回数を示す「スタンド」。座りっぱなしでいると1時間ごとに通知で知らせてくれるのですが、ただ立ち上がるだけではダメで、1分ほど動いたり歩き回ったりする必要があります。これが意外に、狭い部屋の中をウロウロしている程度だと達成できないんですよね。そこで最近は通知が来た時にはラジオ体操をすることにしてみました。真面目にやると、最初の1分だけでもひざ・股関節や肩甲骨を動かすことができて、けっこう気持ちいいものです。
そういう管理されてるっぽいのはちょっとね……とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、やるかやらないか、管理するのは自分自身ですよ。Apple Watchはきっかけにすぎません。きっかけがあれば自分は実行できるんじゃないか、という気がしている方は、1日も早く始めることをお勧めします。