JR東日本は6日、クルーズトレイン「TRAIN SUITE(トランスイート)四季島」が5月1日で運行開始1周年を迎えることを受け、企画展や記念フェアなどの記念イベントを実施すると発表した。
企画展は明治初期に東日本から北海道まで旅した英国人女性旅行家、イザベラ・バードがテーマ。彼女が旅した道のりは「四季島」の行程にも取り入れられていることから、クルーズトレインの旅と明治初期の東日本・北海道の旅を時空を超えて展示する。開催期間は5月19日から7月1日まで。入館料は一般900円・高校・大学生700円、中学生以下無料。
東京・飯田橋の「ホテルメトロポリタンエドモント」では、「四季島」が走行した全18都道県の食材を使った料理をピアノの音色とともに楽しむ記念フェア「TRAIN SUITE 四季島 記憶に残る滋味と音楽の奏で」を開催する。
料理は「四季島」で腕をふるう岩崎均総料理長、ピアノは「四季島」車内でも演奏したジャズピアニスト木住野佳子氏がそれぞれ担当する。5月23・30日の両日、ランチ・ディナーの2回実施され、料金は1人3万9,000円。定員は各回15組30名(ペアでの申込みに限る)。びゅうトラベルサービスで3月9日13時から受付を開始する。
JR東日本グループの紀ノ国屋では、「四季島」で提供しているワインなど地域の飲食材やオリジナル商品を4月27日から5月10日まで販売する。
上野駅では運行開始1周年を記念して制作した春の花で彩ったフラワーボックスを4月30日から5月6日まで「PROLOGUE 四季島」入口で展示。4月30日と5月5日の「四季島」上野駅出発時には、スタッフが花を持って列車を見送る。
4月30日と5月5日出発分の「四季島」については、各停車駅でも出迎え・見送りを行い、地域の代表者へトレインクルーと車掌が感謝の花束を贈るセレモニーを行う。あわせて運行開始1周年を記念したしおりを各停車駅に居合わせた人に配布するとのこと。
「四季島」のシンボルマークに「1st ANNIVERSARY」の文字を組み合わせた1周年記念ロゴマークも制作。各種1周年記念イベントで使用する。