ヤマハ発動機は3月6日、電動アシスト機能を搭載したスポーツ自転車「YPJ」シリーズを発表した。6月11日以降に順次発売する。YPJシリーズは、電動アシストマウンテンバイク(E-MTB)の「YPJ-XC」と、オンロードタイプの「YPJ-ER」「YPJ-EC」、トレッキングバイクの「YPJ-TC」の4機種。
3モデルともに、ハンドル前面に液晶ディスプレイを搭載。バッテリー残量や速度、消費カロリーなどを表示する。電動アシストモードは、HIGH、STD、ECO、ECO+モードを備える。車体のサイズは身長・体格に合わせて選べるよう、Sサイズ、 Mサイズ、Lサイズを用意した。
YPJ-XC
YPJ-XCは、「大人が楽しめるE-MTB」をコンセプトに開発されたマウンテンバイク。E-MTB用のドライブユニット「PW-X」を搭載し、ライダーのペダリングに素早く電動アシストが反応する。アシストモードとして、パワフルな走行が楽しめる「EXPW(エクストラパワー)」モードも利用可能だ。
ROCKSHOX製のマウンテンバイク用フロントサスペンション「RECON GOLD」(120mmトラベル)を採用。オフロード走行・オンロード走行のどちらでも快適に走れるとしている。
ギアは前1速×後11速の外装11段。充電時間は3.5時間、走行可能距離は、EXPWモードで85km、HIGHモードで90km、STDモードで108km、ECOモードで148km、+ECOモードで225km。タイヤサイズは前後27.5×2.25。希望小売価格は378,000円(税込)。
YPJ-ER
YPJ-ERは、700×35Cタイヤを採用し、ツーリングから通勤にまで幅広く使えるクロスオーバー・ロードバイク。ドライブユニットには、ヤマハのPWシリーズ「SE」を採用している。
ギアは前2速×後10速の外装20段。充電時間は3.5時間で、走行可能距離はHIGHモードで93km、STDモードで111km、ECOモードで152km、+ECOモードで242km。タイヤサイズは前後700×35C。希望小売価格は345,600円(税込)。
YPJ-EC
YPJ-ECは、YPJ-ERから派生したロードバイク。使いやすいフラットバーハンドルを採用し、快適さを重視したモデルとなっている。ドライブユニットとして、YPJ-ERと同様にPWシリーズ「SE」を搭載した。
ギアは前2速×後9速の外装18段。充電時間は3.5時間で、走行可能距離はHIGHモードで89km、STDモードで109km、ECOモードで148km、+ECOモードで222km。タイヤサイズは前後700×35C。希望小売価格は280,800円(税込)。
YPJ-TC
YPJ-TCは、YPJ-ECから派生したトレッキングバイク。フロントサスペンションやテールランプ付きリヤキャリア、フェンダー、サイドスタンドなどを標準装備している。YPJ-ER、YPJ-EC同様、ドライブユニットはPWシリーズの「SE」。
ギアは前2速×後9速の外装18段。充電時間は3.5時間で、走行可能距離はHIGHモードで91km、STDモードで112km、ECOモードで153km、+ECOモードで237km。タイヤサイズは前後700×35C相当。希望小売価格は324,000円(税込)。