ドイツのアウディAGはこのほど、アッパーミドルセダンの8代目モデルとなる新型「A6」を発表した。全車にマイルドハイブリッドを搭載し、パーキングパイロットをはじめとする最新の自動運転技術も採用するなど、あらゆる面で進化している。本国ドイツでは6月から販売開始される予定となっている。

  • アウディ「A6」

新型「A6」には、MMIタッチレスポンス操作システムや最新のドライバーアシスタンスシステム、マイルドハイブリッドなどが新たに採用された。

エンジンは3.0リットルのV6ターボガソリンエンジンと、3.0リットルのディーゼル各1種類。どちらのエンジンもアウディの新しいMHEVテクノロジーが組み込まれる。このシステムは、ベルト駆動式オルタネータースターターとリチウムイオン電池で構成されており、時速55~160kmの間でコースティング(惰性走行)を行うことができる。スタート/ストップ機能は22km/h以下で作動し、エンジンは停止状態から発進を予期すると自動的に始動する。減速時には、ベルト駆動式オルタネータースターターが最大12kWのエネルギーを回生し、燃料消費を削減する。

最新のドライバーアシスタンスシステムは、パーキングスペースへの駐車および退出操作を自動的に行うパーキングパイロットとガレージパイロットが含まれる。ドライバーはクルマから降りた状態で、スマートフォンの「myAudiアプリ」を介して機能をスタートさせ、車両が自動的に駐車されるのを車外から見守ることができる。この機能は年内に装着が開始される予定だという。

MMIタッチレスポンス操作システムは、ドライバーの好みを反映したフルデジタルの操作が可能。お気に入りボタンが設置され、乗員の好みの設定を簡単かつすばやく呼び出すことができる。最大7人のドライバーが、最大400ものパラメーターを設定可能だ。